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『塔上の奇術師』 江戸川乱歩 

町の一角寂しい場所に建っている古びた洋風時計屋敷、その天辺に怪しい影が。少女探偵たちが目撃したそれは、二本の角を生やし、黒いマントを羽織った不気味な蝙蝠男で――
少年探偵団もの、ポプラ社さんの新装版20巻。
蝙蝠男、道化師、謎のお化け、と次々不気味な化け物が時計屋敷を徘徊する様子は、なかなか怖いです。
ネタのひとつひとつは見たことのあるものですが(笑)組み合わせ方が面白く、また「二十面相が何度も目的の家に出没していたのは何故か」という前半の伏線がきちんと回収されていた点が良かったと思います。
あと小林少年、マユミさん、チンピラ別働隊ほか明智ファミリーオールスターという感じで壮観でした…!(笑)
名前のある登場人物がいつの間にかこんなに増えていたのですね。

塔上の奇術師 (少年探偵・江戸川乱歩)塔上の奇術師 (少年探偵・江戸川乱歩)
(1999/02)
江戸川 乱歩

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拍手返信 

「続きを読む」から拍手返信です!ありがとうございましたv


今の読み物は『明治の政治家たち 下巻―原敬につらなる人々』 服部之總
最初の奥様である貞子さんの、実父・中井弘さんが予想外の面白さを発揮しています。
器が大きいのか感覚がズレているのか。奇人、とまで言われてしまっていますが確かにそんな感じ。
楽しんで読んで来ます。

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『サンタクロースにインタビュー―大人のための子どもの話』 エーリヒ・ケストナー フランツ・ヨーゼフ・ゲールツ、ハンス・サルコヴィッツ編 和泉千穂子訳 

ちょっとブラックなショート・ショートが好きな方に一押しの一冊。
平易で解りやすい文章ではありますが、中身はシニカルでときに辛辣。ナチの本格的な台頭前夜にかかる時勢や、アンモラルなあれこれを、鋭く詩と短編にしておられます。
読後の後味が苦かったりすっぱかったりするものが多く、「児童文学」のケストナーというイメージをお持ちの方は意外と感じられるかもしれません。
しかし元々ケストナーは時事風刺やブラックユーモアが最高に上手なジャーナリストで詩人で作家、言葉による創作ならほぼなんでも幅広くこなしてしまう方です。
日本では児童文学が有名ですが、その一面だけにしかスポットが当たらないのはちょっと勿体無い気がしていました。
こういった「クールな」ケストナーも徐々に紹介されてきているのが嬉しいです。
ミステリ好き的に嬉しい、謎+意外な結末で構成される作品もいくつか収録されています。
表題作などまさにその代表例。サンタさんとの一夜の邂逅をご覧あれ。

後の作品(『ファービアン』や『五月三十五日』など)の種と思われる話もあり、ケストナー・ファンにはその点でも楽しめます。

サンタクロースにインタビューサンタクロースにインタビュー
(2007/11/22)
エーリヒ ケストナー

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拍手返信 

「続きを読む」から拍手への返信です。
「お礼を書く」機能を使ってもみたのですが、どうも解りにくい場所に表示されてしまうのでこちらにも書かせて頂きました。
拍手ありがとうございました!

また、昨日日付で『小さな男の子の旅―ケストナー短編(ショート・ストーリーズ)』の感想を追加しました。
ケストナーは卒論でも扱えたらいいな、と考えている、とても好きな作家さんのひとりです。

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『小さな男の子の旅―ケストナー短編(ショート・ストーリーズ)』 エーリヒ・ケストナー 榊直子訳 堀川理万子絵 

『飛ぶ教室』『エーミールと探偵たち』などで有名な、ケストナーの短編集。
収録は『小さな男の子の旅』『おかあさんがふたり』の二編です。
素朴で暖かな挿絵といい、柔らかな訳といい、体裁としては「児童書」という感じです。
しかし、「お話」は、子供たちのためだけに書かれたものではありません。
ケストナーがこれを書いたのは1920年代の終わりで、ちょうど彼が「子供」を意識してお話を書き始めたその頃だったそうです。
それだからなのか、「大人のための小説」と「子供を意識した小説」の狭間くらいにあるお話に仕上がっているように思いました。
無邪気、好奇心、想像力などをふんだんに持った少年と少女が主人公ではある。
けれども彼らは、母の病と母の死に直面しています。
子供たちの世界が、大人たちの世界よりも単純に「幸せ」かというとそうではない。
そんな中で強かに、まっすぐに生きる小さな背中が、淡々とした筆致で描かれている一冊です。

小さな男の子の旅―ケストナー短編 (ショート・ストーリーズ)小さな男の子の旅―ケストナー短編 (ショート・ストーリーズ)
(1996/02)
エーリヒ ケストナー堀川 理万子

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『魚の名前』 中村康夫 

「ウッカリカサゴ」「オジサン」「ヒメ」…その姿は? ユニークな名前の由来は?
魚の名前+由来やおもしろ雑学を、美しい写真と共に並べた写真集です。
名前は和名から英名、ハワイ名、地方名、ラテン名(これが学術的に正式な名前に当たるのでしょうか?)と様々。

写真のほうも、海の深い青が印象的。
ただ若干気になったのは、参考資料にWikipediaなどのHPが挙げられていた点です。
確かにざっくりとした情報を得るには早いです。しかし、信憑性が気になってしまいます。
他の資料で確認をなさったのだろうとは思いつつ、やっぱり少し「正確な話のかな?」と疑ってしまいました(^^;

魚の名前魚の名前
(2006/03)
中村 庸夫

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図書館関連本に感想 

『未来をつくる図書館―ニューヨークからの報告』 菅谷明子
『情報基盤としての図書館』 根元彰

の2冊に感想文をつけました。
読んだ日付で上げているので、記事が一番上に来ないのです;;
司書課程の課題で読んだ2冊です。
「図書館」という日ごろものすごーーくお世話になっている場所に対して、いろいろと考えさせられました。

本日拍手を下さった訪問者さま、ありがとうございました!
少しでも共感して頂ける文章があったのなら幸いです。

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