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『ドイツ人のこころ』 高橋義人 

『ドイツ的とは何か』という問いを考えるのに必要な要素として、ドイツ人の好きな5つのものを挙げて、論証と解説をして下さっています。
その好きなもの5つは、
①ライン河、特にローレライ
②菩提樹→日本人にとっての「桜」、聖なる樹
③南国イタリア→暗く長い冬のあるドイツから見て、楽園のイメージ・憧憬の対象
④クリスマス
⑤森
でした。
多くないページ数で読みやすく完結にまとまっていていい感じですv
時代背景も丁寧に見て行ってくれるので、ドイツ史(西洋史)初心者にもわかりやすい。古代~現代まで話題に出ています。
知らない風習や、日本の感覚とは違う言葉の定義など、意外な事実も盛りだくさんでがんがんメモを取りましたv
ていうかドイッチュとイタリアが絡み合う③が非常にトキメキ…!!!(笑)

『物語 ドイツの歴史―ドイツ的とはなにか』 阿部 謹也 

世界史の中でもドイツ史をたどった本です。西洋史ではなくあくまでドイツ史なので、大体ゲルマン民族の大移動くらいから話が始まっています。
世界史に関する基礎知識がやはり要求されるので、教科書と照らし合わせつつの挑戦でした(笑)文章は時折抽象的になるものの読みやすいです。
教科書でだと事件名だけ太字で出ているようなことの、内訳(関係人物や背後事情)をより細かく扱ってくれているので、世界史を高校できちんとやっている人には良書だと思います。
というか、割と基礎事項に対しては説明を行わずたったか先に進むので(知っていることが前提にされている/多分ドイツ史をまとめるのにこのページ数だと足りてない(笑)のだと思いますが)、知らないと話がこんがらがります。

ところどころ、ドイツ史と日本史との類似点が見られて興味深かったです。
もちろん専門家の方でしたら「大きく違う」と仰るところかもしれませんが(笑)
表面を撫でた程度の私としては、日本の歴史は100年~200年後に西洋史をなぞっているように感じました。(西洋史基準の世界観・歴史観はあまり好きではないのですが)
税収や政治のシステムが特に顕著にそうだと思います。

『ハーメルンの笛吹き男 伝説とその世界』 阿部謹也 

かの有名な『ハーメルンの笛吹き男』の伝説について、元々は単なる歴史的事実であり事件だったはずのものがどのようにして伝説へと変容していったかを丁寧に論じていらっしゃいます。
笛吹き男の話は、著者いわく、『ある引率者がハーメルンの子供130人を何処かに連れ去った』事件(1284)に、後世『ネズミ捕りの男によるハーメルン市政府への復讐』(史実ではない)が付け加えられて形成された伝説なのだそうです。では何故二つが結びついたのであろうか、そもそも最初に子供を何処かに連れ去ったと言う『引率者』が『笛吹き男』と限定されていった経緯はどのようなものだったのか…等々が論証されます。
説得力を持たせる下準備として、まず、ハーメルンを初めとする6世紀辺り以降のドイツの民衆感情や権力の交代などを詳しく書いてくれています。私に世界史の知識などほとんどありませんが、それでも納得の行きやすい語り口でした。世界史(特に欧米関係の中世史)をキチンとやっている方なら、もっとすんなり楽しく読めたのではないでしょうか。
それらの社会状況が、事件を伝説に変えていく流れは非常に面白かったです。
ヒエラルヒーで言うと下層の方にいる人々の生活が少ない史料を元に解説されているのですが、全然知らない愉快な事実に驚きました。
また、伝説形成の流れではなく、笛吹き男伝説自体に今までつけられてきた解釈も代表的なところを挙げて批判を行っていらっしゃいますので、このテーマをこれから研究や創作の材料にする人には格好の入門書だと思います。
ただ私は、「史実の『引率者』はどこから来て、子供と共にどこへ消えたのか?」「それは何故か?」という疑問について著者独自の意見が示されるのではないかと期待していたので、ヴェオラー説(遭難説)に傾きつつも決定的なことは言わない(過去の説の提示と批判で終わっている)のが少々残念でした。
本の主旨が伝説形成の経緯を紐解くことだから仕様がないのかなー。

西洋史の話でありながら、土地や土地の支配者層の職名等を極力日本語名にしてくれている点に好感が持てました。
『守護』とか『知行国』とか。
西洋について語る本は無駄にカタカナ語を使う傾向があるように思うのですが、本作は比較的それが少なくて好きです。

『ドイツ語とドイツ人気質』 小塩節 

昔の本ですがグッジョーブ!やっぱり大好きですよこの人。

『世界地図から消えた国 東ドイツのレクイエム』 斎藤瑛子 

資本主義の西ドイツと社会主義の東ドイツの混ざり合いが難しかったという様とか、中のことが、よくわかりました。でもあまり語り口は好きではないかも。

『ドイツに学ぶ自立的人間のしつけ』 小塩節 

20年前の本なので、まだ東西分かれているドイツの話です。
キチンといいところも悪いところも書いて下さっていたのが好印象でした。
生活に密接した面白いドイツ話が盛りだくさんな上読みやすくてオススメです。
アイゼンっぽいネタも結構あってうきうき(笑)

『アンネの日記』 アンネ・フランク 

むっちゃくっちゃ共感でした。この多感さに。環境は解れないけど親とか周りの人への感情には凄く共感、更に共感できるのが『自分』への思い。
後半特に。14歳のアンネに16歳の私が共感するっていうのもおかしな話だけれども、本当にね。
ペーターへの思いは真似できないけれど(笑)むちゃくちゃラブラブメロリーン☆になったかと思いきやそのうちリセットしたい気持ちになったり。

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