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『ドイツ語のすすめ』 藤田五郎 

ものすごーくものすごーく簡単に書かれたドイツ語の本。
むしろアッサリし過ぎてて難解というか(何)説明が少ししかないので、あんまり理解しないうちに「え、これだけでこの説明終わり!?」みたいな。
読んでもドイツ語文法が頭にするりと入るというわけではありません。
洒落とかを使って覚えやすく書こうという努力は感じられました。
しかし如何せん古いのでデータは信用できないし文法も今も同じようになっているのかちょっと不安です(笑)
とにかく英語と比較して、「似ているから簡単」「っていうかドイツ語って簡単」という主張が繰り返しありますが、それは難しい・面倒な部分をスルーしちゃってるからではなからうか…(笑)
うーん容易な分内容が薄くて少々解り辛い1冊でした。

『ゲーテさんこんばんは』池内紀 

簡略化して、ところどころのポイントを抑えたゲーテの伝記。浅く広く局地的にやや深くばーっと。
等身大のゲーテ、という触れ込みがあったので少し小説寄りなのかと思いきや、著者解釈のゲーテ像の解説という印象を受けました。
「ゲーテは~だったのではないだろうか」。かなり夢物語っぽくないかーと初心者心に思うところも。
あえて言うなら色恋沙汰に右往左往する様が「等身大」なのかもしれませんが、シモ系の話や女性問題=等身大というのはちょっと違うと思います。
あと貶しに近い言葉を、=お堅くない=等身大、と見るのも少し違うと思います。
時折ゲーテ本人や、あとベートーヴェン先生に対してもカチンと来る発言があった為…この人ゲーテのこと好きなのか嫌いなのかどっちなの?(笑)少なくともベートーヴェン先生のことは好きじゃないよね(切ない!)
シラーとの友情が微妙に仄見えたのは嬉しかったです。
つーか私はむしろゲーテとシラーがどの程度仲良しだったのかの方に興味があったもので、主に女性の方に焦点を当てたこの本は目的からやや外れてしまっていたのでした。それともゲーテの伝記と来たら遍くそういう傾向なのか。

『ドイツの都市と生活文化』 小塩節 

ドイツの「都市観」「都市史」と「古今の日常生活」に主な観点を置いた本。
『ドイツを探る―ロマンとアウトバーンの国』(同著者)と内容の被るところも割とあるのですが、こちらはやや学術論文寄りで少し堅め・分析が多めです。それでも書き手が小塩さんなので解り辛い文にはなっていません。ご本人の楽しいor驚きエピソードも盛られているので親しみやすいです。
特に後者、生活についての話はかなり小塩さんご自身の経験に基づかれています。
前者は論文、後者はエッセイ、という感じ。
また、やはりこの方は「批判すること」が上手いと思います。
日本についてもドイツについても鋭く急所を突いてくるんだけど、どちらに対しても愛情を持っていらっしゃることが感じられるので不快を感じさせません。
しっかしこのドイツの夏の休暇制度・労働時間・老後保障・失業者保障が今も尚あるなら移住したい気持ちに凄くなります。いいな。

バイエルン州はミュンヘンの話+ドイツのリーダーについて+イタリアの雨が話題にあったのでげきもえ、血を吐くかと(落ち着いて!)
ミュンヘンはドイツの中でも雨量も日照量も多く、きらきらした都市のようです。
その美しい輝きがものごっつミハエル様の出身地を思わせてくれて大満足。
リーダー論を読むにつけてもアイゼンヴォルフはミハエル様の力量認めてまとまっているんだと再確認。ああんカッコいいな私の天使ーv(ウザキモ)
イタリアの雨は冬に多いんだそうで、ファイナルレースはあの雨の後雪になったことを考えるとまあ冬で、カルロにとってはそら回想せんではいれんような舞台だったのだろうなと思いました。


最終的にこの本の論旨は日本の余暇がいかに貧しいかという方向に落ち着きます。
日数的・内容的に貧相で、値段が高い。余暇の充実は人間の充実に繋がる、内面的「豊かさ」をもたらすという話。
でも日本の学生さんたちは土曜を休日にされても大して文化的なことをやってないと、色々な調査が指摘しています(苦笑)
この話題には、「何故日本の余暇は充実していないのか」「現状とその問題点」は充分な語りがされているのですが、具体的な打開策の提示がちょっと不足していたように思いました。

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『ドイツ語はじめの一歩まえ』 矢羽々崇 

ドイツ語を習う前にドイツ語圏に興味を持ってもらうことを主旨としたやさしめの本。エッセイと言って良いかとv
簡単・簡潔・優しい口調で「ドイツといえばコレ」な典型的ドイツ話をしてくれます。
小塩節さん・犬養道子さんのご本と(書き方は違えど)同じ見解も見えて、ドイツの実際の姿は確かにこのようなのだろうな、と確信できました。
三人分の見解一致があればまずまあ大きなズレはないでせう(笑)
小塩さんと矢羽々さんはNHKドイツ語講座つながりなので、参考になさったのかな、とも思ったのですが。
本文の上には本文に関連した簡単なドイツ語文が1つないし2つと、やはり本文中に出てくるドイツ語単語がいくつか紹介されていて、私の場合は学校でやったことの復習になりました。カタカナで振り仮名がふってあるのでおかしな読み方をしないですみます(笑)
日本にあるドイツ、ドイツの生活や文化、ドイツの中の日本、と端的に説明した後に、「ドイツ語の第半歩」と銘打って簡単な挨拶とそれにまつわる小話や説明がついているのも良いです。使う時間、タイミング、イントネーションが解説されているので。キチンと覚えて行けば旅行中楽しいだろうな。

個人的に興味を持ったのは、ドイツ人の整理整頓気質と、日本とドイツに共通してある(らしい)潔癖症とも言えるような「清潔志向」はどのような歴史・文化・地理的背景からきているのか? ということでした。
小塩さんや犬養(道)さんも著作の中でドイツ人の整理整頓のきっちりさや徹底された掃除の様を書いています。
でもこの本では、「そこからナチスドイツ(もしくは現在のネオナチ)の優性思想や“純ドイツ人”以外を排斥しようとする傾向が生まれてきたのではないか」と分析を加えられていたので改めて気になった次第でした。

『ドイツを探る―ロマンとアウトバーンの国』 小塩節 

小塩さんが雑誌と、NHKのドイツ語講座に掲載したエッセイ(小品)集です。
「ドイツ」という国が中心ですが、基本的に視野に入ってるのは「ドイツ語圏」と言う感じ。
オーストリアやベルギーなど、ご近所の国の話もあります。
本当に本当に、この小塩氏の語り口が好きなのです。
読んでいてとても楽しい。お人柄に惚れそう。
しかも外交官としてドイツに赴任してた経験ありと来たもんだ(笑)大好き外務省関係のひと!(…)
とはいえ堅い話はあまりありませんv
美味しいお菓子や面白いエピソード、いかにも「ドイツ的な」思い出を紹介して下さっています。
アマゾンの紹介などにもあるように、「カルチャーショック」がひとつのテーマのようで、日本と違う習慣が多く話題になっています。
すなわち否応無しに日本の良いところ悪いところ、ドイツの良いところ悪いところが浮き彫りになるのですが、政治経済世の中のシステム等々はまだしも、文化文明気質などに関してはヨーロッパ偏重でもなければ日本文化偏重でもない。どっちも大切なもので、比べられない。そんなスタンスを自然に取っていらっしゃる気がします。批判と受容のバランスがほどよいです。ドイツにも日本にも造詣と愛を感じます。
ものを見るときの偏見の無さと公平さ、あけっぴろげさが好きです。
また小塩さん、ユーモアがあって皮肉や洒落がお上手なのです(笑)
思わず噴出してしまうこともしばしば。ほほえましくてにこにこしてしまうことしきり。
和み系なのにドイツ人気質に対する深い造詣が感じられるこの一冊、うきうきオススメしたいですv

『はじめてのドイツ語』 福本義憲 

うちの学校のドイツ語授業の何がおかしいって文法事項をしっかりやらないんですよね。
NO★A式で、ひたすら喋ってたまに文法の話、基本的に文法とかおいといていいから教科書丸暗記! という感じ。
それじゃアカンと思うわけですよマジで。応用も利かないし。
小声で言いますが、自分でも相当努力のできる人でない限りN★VAやイーオ☆で語学を身につけるのは難しいと思います。複数の経験者は語るのでした(笑)
語学は口からと文法からのバランス+反復学習だと思うんですけど口からしかやっちょらんじゃー身につくモンもつかんわー!!(ここでキレられても)
文法と反復は自分でやれってんならやるだけの余裕を頂きたいんですが。
そんなことやってたら置いていかれちゃうようなスピードで進められても覚える速度がついていきませんから。
……てなわけで、気になって仕方なかった文法事項を確認すべく借りてきました(笑)
はっちゃけ語学関係真っ白なまま読んだら難しかったかもしれませんが、基礎知識があればとても解りやすくなります。
アルファベットや発音の話から始まって文法の基礎(現在完了とか)・造語の作り方くらいまでやってくれています。
ドイツ語特有の用語や活用は繰り返し繰り返し示してくれるor関連ページを書いておいてくれるので、先に進んでも確認がしやすい。
活用表も見やすいです。コピーしたいな。
語り口が優しいことも好感でした。誤字でなく。
たまに愉快なジョークが飛ばしてあって、山田君という名のクラウス座布団一枚!とか叫びたくなります(何で)でもホントに電車の中で吹きだしてしまいました(笑)
他のドイツ語基礎本と読み比べてみてから購入するやもしれません。

『ラインの河辺』 犬養道子 

30年くらい前に雑誌連載されたエッセイ集。ドイツ住まいの著者のドイツレポート、と思いきや、もっと政治的な雑誌に載ってもいいんじゃないの? ってくらい問題意識が強いです。さすが道子さん。
長くヨーロッパに関わっている著者が、日本に対して遅れているところやおかしいところをがっつん指摘してくるので、言い過ぎなんじゃーとかそれはすぐには難しいッスよ……とか思ってしまうのですが、仰っていることにはほとんど頷けます。
というか思わされてしまうんですね(笑)この人の論調にはそういう強さがあります。
も、おじいちゃんを思わせまくり……!(熱愛)
解説の高橋健二氏も仰ってますが、お父さんよりバリバリお祖父ちゃま(笑)似ですな道子さん。お顔の目元も若い頃の毅さんソックリだと思ったけれども、こーの筆致はどうよ……! 毅さんが現代語で書いたらこうなるんじゃないのってくらいノリが似てる。
確固とした言いたいことがあって、それに対して身近な例を大仰なくらいがんがん論拠として引っ張ってくるから、反論したくてもする隙がない。そして辛口(笑)行動や性格もおじいちゃまを思い出させる。もうキュンですね!(待て)
ヨーロッパの文化を褒めて褒めて、日本のこういうところはおかしいと仰るので、欧州偏重でアンチ日本のようにも取ってしまいかねませんが、むしろ道子さんは日本が大好きだから言ってくれてるのですね。
基本的に『欧州のよいところを見習いなさい。でも欧州文化を全部そのまんま日本に取り入れるなんてバカげてる。日本のよい文化をほいほい捨てている現状は頂けない』という立場のようですし、直したり取り入れたり残したり、上手に取捨選択してよりよい日本になって欲しいという気持ちが端々に見えます。
そんじょそこらの政治家よりよっぽど国民のためを思ってくれてますぜよ(笑)道子さん総理になろうよ(え!)
高校入学してすぐに担任に言われた、『伝統と因習』の話を思い出しました。
「伝統と因習の違いってわかる? 伝統は残すべきよいもので、因習は変えなくちゃいけない悪いものです」。
道子さんの言いたいのもコレなんだと思います。
ただ欧州文化をまんま取り入れたことの原因を明治に見るのはちょっとお門違いだと思う。
明治初期の人が自国文化を愛でるままでいられなかったのは欧米諸国の帝国主義のせいで植民地にされかかってるわ不平等条約の改善のためにさくさく『近代化』しないといけないわで焦ってたからでしょう。国民の抵抗も無論ありました。
しかも『欧米化』なんてはじめてで勝手がわからない。まずはとにかく取り入れてみるしかなかった。取り入れて合わなければ日本ナイズトしていた。
問題はその後ッスな。
日本ナイズトもなーもせんで欧米のものはよいものだと無条件に取り入れて、国民も抵抗なく生活に根付かせちゃった戦後~現代がアカンと思うのです。
明治の教訓を以て他国文化取り入れに挑むことはできたはずなのに、どうしてこうも節操なく欧米化をすすめてしまったのかなー。侵略される恐れもとりあえずはなかっただろうに。
不思議です。
その反動のように今和ブームとか言ってますが、そもそも自国の文化が『ブーム』になるってのはおかしくないですか(笑)

しかし30年以上前に道子さんが指摘なさっている問題の数々が、現代の日本でさえほとんど解決されていないことが痛いです。
図星図星で苦笑いしか出来ない(笑)
道子さんの面白いところは、そういう日本の現状を『政府のせいだ』とは一概に言わないところ。
政府のせいだ、政府が何とかしろ、と言ってしまうのは『政府に“権利”を丸渡ししてしまっているだけ=政府の力が強すぎるとは言いながら、その力を上乗せしていってしまってるのは自分たち』。
県政、市政、町村政、もっと小さく国民ひとりひとりが、多少のことなら国任せより自分で改善の努力をすることで、政府に余計な力を持たせないようにするのも大事なのでは、と提起する。
日本人って政治に興味ないからねェ(笑)私だって詳しくは無いですが。
だってオランダのEU憲法批准投票は投票率60%以上あったのに、千葉の知事選の投票率は30%もなかったんですよ(笑)国と県じゃ規模が違うといっても選挙は選挙、二分の一以下です。
普段関わらないから、政治なんてよく解らんから国任せになってしまう。つーか言えば面倒なんだべ。結構イライラするしね国政追いかけ始めると。
そういう国民をかかえてると、デモやクーデターや政権おろしは大して起きないし対外問題ごちゃごちゃしても(今の日中日韓関係とかね!)国民大人しいから(海外メディアもビックリですよ!)政府としちゃあ楽でしょうが、それじゃーなんもよくならんよね。どうしても福祉とか後回されるもんね。
例えば民主党がが好きなら民主に投票すればいいけどその中でも福祉関係に力を入れている人を選ぶとか、『選挙をする』ってことをまず学ばないとアカンやろ日本人。
国政は人生に関わってくるって肌で感じないとアカンやろ。
昔の日本人は命がけで投票しようとしたってのに退化しちょるがね(笑)せっかく制限選挙じゃなくなったのにね。

政治的なことは脇においても、日独(日欧米)比較の視点で書かれてるので、何らかの形で日独比較をしてみたい個人的にはたくさんの面白い『違い』=テーマのネタを頂きました。
家具、町並み、福祉、気候や考え方etc.
道子さんのいた頃と現在との違いも気になりますv

数箇所出てくる『祖父の話』『父母の話』が嬉しかった。
好きじゃき!

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