スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『ぬしさまへ』 畠中恵 

お江戸の妖怪ファンタジー小説第二作。短編集。
小さな謎と、長崎屋の舞台、という大枠は同じながら構成が様々に工夫されていて飽きさせません。
ほのぼのとした空気も健在。
ときどきぞくりと恐くなるようなシーンもあります。
過去話がいくつかあったのが個人的に嬉しかったです。

ぬしさまへ (新潮文庫)ぬしさまへ (新潮文庫)
(2005/11/26)
畠中 恵

商品詳細を見る

『本陣殺人事件』 横溝正史 

車井戸はなぜ軋る/黒猫亭事件 併録。
日本的密室、大変良かったです。私は好き。
風間俊六さんが良い味を出していらっしゃいました。
JETさんによる漫画版も良いです。

本陣殺人事件―他2編 / 横溝 正史

『試験に出るパズル 千葉千波の事件日記』 高田崇史 

千葉千波くんシリーズの第一作。短編集。
時期は4~8月で、千波くんと八丁堀の初対面シーンからお話はスタート。
まだ一年の半分であるため、受験生たちはのんびーりとしています(笑)
相変らず世界はパズルのためにある! と言わんばかりの世界観で、とっても楽しかったですv
ロジックによるパズルがお好きな方、数学的パズルがお好きな方には全力投球オススメです。
どうにかこうにか「回答」を読まずにとけた問題がひとつふたつあったのですが、お話を読む面白さもさることながら、彼らを出し抜けた!?という快感もひとしおでした(笑)
「QED」を読んだときは日本語の使い方がときどき引っかかったのですが、こちらはぴぃくんの独特の一人称なのでそれも気にならないのが良いです(笑)
森博嗣さんの解説もぜひご一緒に。鋭くも読みやすくも面白かったです。

試験に出るパズル―千葉千波の事件日記 試験に出るパズル―千葉千波の事件日記
高田 崇史 (2001/09)
講談社

この商品の詳細を見る

『QED 百人一首の呪』 高田祟史 

『絢爛たる暗号』などに代表される百人一首の謎に迫るミステリ。
決して代表作とは言えないような句も多い百人一首。何故定家はあえてこの百種を選んだのか?
殺人事件の謎と百人一首の謎と、二つの不思議が解かれます。
やや日本語がおかしいのが気になりましたが、百人一首に対する解釈と踏み込み方は面白いです。
というか、よく思い付いて、かつ調べようと思ったものだなあ…と感嘆してしまいました(笑)
殺人事件に関しても理系の事実をかなり調べてあるようで、「なんでそんな分かりにくいダイイングメッセージを残したのか」という疑問になんとかギリギリ論理がついていたように思います。
ただ本当に日本史と百人一首(短歌)に関する事実情報の部分が多いので、どちらにも興味が無いという人にはかなり読むのが辛いのではないかと思います。

QED―百人一首の呪 QED―百人一首の呪
高田 崇史 (1998/12)
講談社

この商品の詳細を見る

『名探偵の呪縛』 東野圭吾 

『名探偵の掟』の続編長編。
小説家の主人公がある日図書館へ出かけると、気が付いたら自分が天下一探偵になっていた――というところから始まるミステリ。
今回はミステリ読者に対する踏み絵というよりも、ミステリ批判者に対する皮肉です。
前回のようなブラックユーモアがないのに主旨はあまり変わらなかった結果、ちょっと面白みが欠けてしまったように思いました。

数回の殺人事件が解決されるので、複数のトリックが見られたのが嬉しかったです。
短編を読んでいるようなお得感でした。
ただラストの纏め方がミステリ界の現状とミステリ批判者に対するお説教めいて感じられ、少々興ざめしました。

名探偵の呪縛 名探偵の呪縛
東野 圭吾 (1996/10)
講談社

この商品の詳細を見る

『試験に出ないパズル―千葉千波の事件日記』 高田崇文 

千波くんシリーズの3冊目。短編集。
一応ミステリながら、主眼がパズルにあることが面白いです。はっちゃけキャラが立っていなかったら飽きていたと思うんですが(普通にパズルの本を買ってくるのと変わらない)登場人物が個性的で、小さいながらひきつけられる謎もあり、楽しく読みました。
理系のパズルが推理の中心。定番のパズルをひねったような問題が多いです。
巻末に回答がついていますが、文系の私には回答読んでもさっぱりでした(笑)数学が得意な方向きかと。
でも語り手の「ぴぃくん」は私と同じで文系なので(笑)彼の出すパズルは理系じゃない方にいい腕ならしだと思います。
講談社ノベルス版で読みました。解説有栖川有栖。おびにまで「あの有栖川先生が解説!」みたいなあおりがあって驚いた(笑)ステイタスなのか!でも私もそれを理由に読みましたが!(…)
しかし有栖川先生楽しそうに解説しておられます。「ぴぃくん研究」はお流石(笑)
また高田さんの有栖川先生評が的を射ていて素晴らしい。拍手。

試験に出ないパズル―千葉千波の事件日記 試験に出ないパズル―千葉千波の事件日記
高田 崇史 (2002/11)
講談社

この商品の詳細を見る

『悪意』 東野圭吾 

斬新な倒叙もの。犯人は誰か? ではなく、動機は何か? が主眼。
どんでん返しが起こるのは犯人ではなく動機に、なのです。
作中で言われるほど物凄く効果的とまでは思わなかったのですが、確かに言葉のまやかしが効いていたと思います。
「アクロイド殺人事件」を読んだとき、この手のヤツはもうどれもクリスティの二番煎じにしかなり得ないだろうと思ったものでした。でもこの作品ではとても上手く応用しています。
『悪意』というタイトルも、最後に膝を叩いてしまいました。一読して損なしです。

悪意 悪意
東野 圭吾 (2001/01)
講談社

この商品の詳細を見る

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。