『試験に出ないパズル―千葉千波の事件日記』 高田崇文
千波くんシリーズの3冊目。短編集。
一応ミステリながら、主眼がパズルにあることが面白いです。はっちゃけキャラが立っていなかったら飽きていたと思うんですが(普通にパズルの本を買ってくるのと変わらない)登場人物が個性的で、小さいながらひきつけられる謎もあり、楽しく読みました。
理系のパズルが推理の中心。定番のパズルをひねったような問題が多いです。
巻末に回答がついていますが、文系の私には回答読んでもさっぱりでした(笑)数学が得意な方向きかと。
でも語り手の「ぴぃくん」は私と同じで文系なので(笑)彼の出すパズルは理系じゃない方にいい腕ならしだと思います。
講談社ノベルス版で読みました。解説有栖川有栖。おびにまで「あの有栖川先生が解説!」みたいなあおりがあって驚いた(笑)ステイタスなのか!でも私もそれを理由に読みましたが!(…)
しかし有栖川先生楽しそうに解説しておられます。「ぴぃくん研究」はお流石(笑)
また高田さんの有栖川先生評が的を射ていて素晴らしい。拍手。
![]() | 試験に出ないパズル―千葉千波の事件日記 高田 崇史 (2002/11) 講談社 この商品の詳細を見る |
- [2006/06/06 10:06]
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『悪意』 東野圭吾
斬新な倒叙もの。犯人は誰か? ではなく、動機は何か? が主眼。
どんでん返しが起こるのは犯人ではなく動機に、なのです。
作中で言われるほど物凄く効果的とまでは思わなかったのですが、確かに言葉のまやかしが効いていたと思います。
「アクロイド殺人事件」を読んだとき、この手のヤツはもうどれもクリスティの二番煎じにしかなり得ないだろうと思ったものでした。でもこの作品ではとても上手く応用しています。
『悪意』というタイトルも、最後に膝を叩いてしまいました。一読して損なしです。
![]() | 悪意 東野 圭吾 (2001/01) 講談社 この商品の詳細を見る |
- [2006/05/07 14:51]
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『我らが隣人の犯罪』 宮部みゆき
軽いノリのミステリ短編集。
どの作品もキャラクターが可愛くて好きです。必ずしも殺人は起こりませんが、きちんと謎と捻りとオチはあり、綺麗にまとまっていたと想います。
特に「サボテンの花」は号泣でした。
子供と、子供を上手に見守る大人には弱いです…ッ
ただこれは好みの問題なのですが、なぜ題名に意味の無い横文字を使うのかが引っかかりました。「気分は自殺願望(スーサイド)」ですね。どうも意味の無いカタカナは苦手です…;
- [2006/04/11 20:55]
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『暗色コメディ』 連城三紀彦
ミステリ長編。提示されてゆく謎と事件のあまりの不可解さにくらくらします。解説の有栖川先生はそれを眩暈と言いましたが、的を射ていると思います。
その不可解があまりに美しく幻想的なので、このまま謎が解かれず幻想小説として終わってくれてもいいと思ったくらいでした。ずっと浸っていたくなる目眩です。
でもしっかりと論理が付きます。多少こじつけがましいにしろ(笑)
普通なら狂気でミステリを片付けるのは好かないんですが、この場合狂気が作品の鍵になっているためか拒絶を感じないまま読めました。
- [2006/04/03 20:13]
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『神様ゲーム』 麻耶雄嵩
このミステリーがすごい!上位の作品。
ジュブナイル(ミステリーランドシリーズ)ですが、結構電波かつグロいです。
結末は読者に丸投げというやり方が私はあまり好きではないので、この作品のどこが評価されてこのミスに食い込んだのか詳しく知りたいところです。
複数解釈のある、解けない謎は果たしてミステリと呼べるのか。本格スキーなもんで。
- [2006/02/21 10:32]
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『予知夢』 東野圭吾
湯川助教授と草薙刑事の理系ミステリ短編集第二弾。
「予知夢」というどう考えても不可思議な現象を科学できちりと解決させてしまう手腕はさすが。
- [2006/02/03 10:07]
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『探偵ガリレオ』 東野圭吾
直木賞オメデトウ東野さん「容疑者Xの献身」の探偵役、湯川助教授@ガリレオ探偵シリーズの第一作。短編集。
全てのお話に理系の話が絡んでくるので、理系に強い人には物凄い面白いと思います。
しかし理系さっぱりの私にも、説明が丁寧なので面白かったです。
むしろ、「こんなことが可能なのか」と文系だからこそめっちゃ驚きました。
理系トリック以外の言葉の仕掛けやどんでん返しもグー。
ただフェアプレー精神旺盛という印象の強い東野さんにしては、読者が推理できないことが前提になっているような気がしました。探偵しか持っていない推理の材料がかなり多いのでー。
あと佐野史郎の解説はあんまり上手くなかったです(苦笑)
- [2006/01/25 11:29]
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