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『東京少年』 長野まゆみ 

ミステリ色が少し濃くて、私には楽しかった。肌に合う感じ。でも、完璧には謎は消えない。
紫(すみれ)さんのキャラクターはさばさばとしていて良かった。ちゅうかこの人がああいう女性を書くとはという感じ。

『夢十夜・文鳥』 夏目漱石 

どれも自伝のノリがあった。
『文鳥』『夢十夜』『永日小品』『思い出すことなど』『ケーベル先生』『変な音』『手紙』を収録。
一番楽しかったのは『手紙』可愛い(笑)一番、『他人』の気持ちが描かれていたので。
ふしぎな世界に迷わされたのは『夢十夜』と『永日小品』。読むのにくじけそうだったのが『思い出すことなど』。でもこの人の考えることは面白いです。
日本語も流石に、凄く綺麗。流麗。すごく好き。

『千年王子』 長野まゆみ 

世界と時間をゆきつ戻りつの話で、上手く話を記憶していかないとわからないしこんがらがる。もう一度読んでようやくキチンと理解できるんじゃないかと思う。
キャラクターと設定、名付けの仕方が好き。
『普通』の名前だよね。
性描写がビブラートに包まれすぎて、綺麗かもしれないけどわけがわからなくなるときもある。

『人間失格・桜桃』 太宰治 

“葉ちゃん”の道化を演じる様、栄養を摂取することへの疑問や、いろいろに、共感しました。薬や女の激しさは居たたまれないけれども。世間からズレている、『ズレ』感が綺麗に文章で表現されていた。
併録に『竹青』『苦悩の年鑑』『トカトントン』『ヴィヨンの妻』『桜桃』。
竹青は中国話で、警句というか、諭すノリのお話。苦悩の年鑑は彼の自伝みたいな。「主義」に観点を当てた語りはなかなか興味深く。
『トカトントン』は、自分を不幸だと思った人がもっと不幸な人に不幸を告白する話だと思った。境遇が不幸というより気持ちが不幸な感じ。
『ヴィヨンの妻』ちょっと救いの無い話。力の無い話。でも残る。
『桜桃』は自伝気味。いい感じにインパクト。

『サマー・キャンプ』 長野まゆみ 

トキのキャラクターが大変好きでした。それから、あの依存臭いところも。でも何か私にはしっくりこない感じがあったなあ…何年か後にもう一度よんてみたい一編。

『ドラキュラ公 ヴラド・ツェペシュの肖像』 篠田真由美 

面白い…!!(感嘆)本当に。いやビックリしました。「串刺し公」としてのイメージしかなかったヴラドだけれど、とにかくカッコいい。ツボ過ぎる。ただの残虐非道な行為かと思っていたけれど、「理由」があった。それを見たら、見方が変わりました。うわー。ヴラド・ドラクリヤ。なんてカッコいい人だろう。この人がカッコよくてツボった理由に何より、近習のシャムスの存在ありきです。絶対の信頼を持ったもの同士ってすっげえ好きだ…。(ううう)最後のライラも、チラリとしか出てきていないけれどいい味を出していました。前半のシャムスとヴラドの側近主人っぷりが凄くツボで、ヴラドがツェペシュになるにつれ血みどろな内容になっていくのかしらそれはつまらないなと思ったんですが、全然そんなことなかったです…むしろ描写の鮮明さにどんどん引き込まれて、戦や彼らの心理にどきどきしっぱなしだった。どきどき、先も読めずに登場人物を心配してしまうなんていつぶりだろう。泣きましたちょっこりー。近日まれに見る大ヒット。

『猫道楽』 長野まゆみ 

いっそすがすがしいくらいホモでしたね。(爽やか)ラストの話が大変好きです。いつもコッソリ性描写をかくひとだと思ったら割と露骨でビックリしましたちょっとばかり。でも、すごくうたたね描写が気持ちよさそうで伝わってきて私までまどろみたくなりました。

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