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『ダブ(エ)ストン街道』浅暮三文 

メフィスト賞受賞作。
ものすごくアイディア賞で、素敵なエンタメでした!オススメ。
、迷い込んだら出られないという伝説の土地ダブ(エ)ストンに迷い込んでしまった恋人を探す旅。
奇想天外な設定にキャラクター、軽快な語り口がぐいぐい引っ張っていってくれます。

ダブ(エ)ストン街道 (講談社文庫) ダブ(エ)ストン街道 (講談社文庫)
浅暮 三文 (2003/10)
講談社

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『空中ブランコ』 奥田英朗 

精神科医と看護婦さんを主軸に据えたオムニバス短編集。
まるまるたぷたぷとした精神科医さんが奇想天外な行動で、図らずも(?)みんなの心の病を癒してゆく感じです。
全体的にはときどき笑えるとこもあるけれども、これといって可もなく不可もありません。
それこそ著者自信が『女流作家』で書いている通りそこそこの量産作家という印象。
精神病名で人間を割り切り過ぎいる点が引っかかるのは思うのは鑑定医シャルルと同様。
続きを読もうとはあまり思いませんです。
賑やかな表紙の装丁は好きですv

空中ブランコ 空中ブランコ
奥田 英朗 (2004/04/24)
文藝春秋

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『帝都探偵物語③ 真紅の挑戦』 赤城毅 

帝都に吸血鬼現る、な冒険小説。
エンタテイメントの王道中の王道を突っ走りながらも背景の知識はとてもしっかりしています。
吸血鬼や昭和初期の歴史状況に詳しい方はにやりとしてしまうのではないでしょうか。
陸軍の様子などはとくに、勉強している方なのだなあと思わせる描写が多々ありました。
陸軍が反乱を起こす状況や様子(動き、雪など)がどことなく226ぽいと思ったら本当に下敷きにしているようで、調べてるなーと変に感心してしまいました(笑)

帝都探偵物語〈3〉 帝都探偵物語〈3〉
赤城 毅 (2003/08/08)
光文社

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『グラスホッパー』 伊坂幸太郎 

裏社会に足を突っ込んだ男たちの話。
サスペンスでありスピリチュアルな小説でもあるのでしょうか。私にはどのように評価してよいのかわからないお話でした。
この終わりやつくりは、上手いと言うべきなのかぐだぐだだと取るべきなのか決めかねるのです。こういうお話に慣れていないので(笑)
非現実的が過ぎると言う人は言うでしょうし、深みがあると言う人は言うでしょう。
個人的に好きか嫌いかといわれれば、好きです。
伊坂作品らしい登場人物たちを追っかけていくのは楽しかったです。
ラストにはそこはかとない不安を覚え、そのぐらりとする感じも面白いなあと思いました。

グラスホッパー グラスホッパー
伊坂 幸太郎 (2004/07/31)
角川書店

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『砂漠』 伊坂幸太郎 

大学生の日常と成長を描く連作中篇集。
個性的な登場人物たちの浮き沈みが過不足ないエピソードで描かれています。
単に青春小説家と思いきや、伊坂さんらしい仕掛けも用意してあって、内容も構造も楽しめました。
淡々とした「俯瞰型」の語りっぷりがユーモラスで可愛かったです。
いきいきとした大学生活は「あるある」とうなずけるネタ満載で、大学生と大学生であったことのある人にはより楽しめるかな、と思います。
一途な思いに打たれてしまう私には、ラストの終わり方が静かながらも強い絆を感じさせてくれてとても好きでした。

砂漠 砂漠
伊坂 幸太郎 (2005/12/10)
実業之日本社

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『魔王』 伊坂幸太郎 

中篇二本で構成。兄弟の話であり若者の話であり日本の話?
さらりとかわいい感じのお話を期待して読むと、重たいなあと感じてしまうかもしれません。
日本における若者の政治や国の行き先に対する無関心への警笛…なのかなー。
伊坂さんはよくニーチェの「ツァラツストラはかく語りき」を参考文献に挙げておられるので、もしかして結構熱い方なのかとは考えておりましたー。
でも言うにしてももう少し比喩的に表現するんじゃないかとも思っていたので、このストレートさは意外でした。
兄弟の性格はとても好きです。
でも私にとっては、ちょっと息抜きのノリでは読めない話でした。
政治家の名前が「犬養」かつ「話せばわかる」のエピソードを引いたり、性格も少し沿わせてあるような気がしました。
犬養さんに対する批判としても読めるのかもしれません。

魔王 魔王
伊坂 幸太郎 (2005/10/20)
講談社

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『長編伝奇探偵小説 帝都探偵物語② 闇を呼ぶ人狼』 赤城毅 

帝都探偵物語第二巻。
相変わらず「探偵」と言いつつ冒険小説全開です(笑)
解説がものすごく的を射ていたのですが、つまりこれは「大人のための少年探偵団」なのですね。
少年探偵団シリーズにおける乱歩の稚気を愛する皆様にはお勧めしたいです。
本格推理は期待してはなりません(笑)
ワンパタといわれてしまえばそれまでですが、オチを半ば確信しつつも過程を楽しみました。
またこの赤城さんという方は独文科卒だったり近代史をやっていたりとやたら自分と共通点のある方なのですが、軽妙な文体でラノベなノリかと思いきや、実はご自分の専門を上手く織り込んであるのがわかります。
本来しっかり勉強している人なんだろうなーと思います。
悪役がのし上がるきっかけに山県有朋をヨイショしたことを持ってくるあたり上手いですね!(笑)
山県さん友達少ないから…。ぴったりの人選だと思った。笑。

帝都探偵物語〈2〉 帝都探偵物語〈2〉
赤城 毅 (2003/05/13)
光文社

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