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『海底の魔術師』 江戸川乱歩 

少年探偵団もの。
小林君は可愛く、野郎どもは裸体で(…)、少年が攫われて海が舞台で黄金のお宝でーと乱歩節炸裂という感じですが(ええ?)二十面相の活躍があんまり無かったのが寂しかったです(笑)
シリーズも長くなってきた頃だからか、ネタもややマンネリ気味かもしれません。私はすっかりキャラで楽しめるようになってしまったので大して気になりませんが(コノヤロウ)
化け物の描写が面白いです。
形は定番ながらどう描写しようか悩む形をしていると思うのですが、乱歩の示し方はとても想像しやすかったです。
でも洞窟の中は想像し難かったですね…! 間取り(?)はどうなっているのだろう。
いっそミステリで良くある見取り図でも入れてしまえばよかったんでは(笑)

海底の魔術師 海底の魔術師
江戸川 乱歩 (2005/02)
ポプラ社

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『幽霊塔』 江戸川乱歩 

黒岩涙香による海外作品の翻案を更に翻案した小説。
涙香ものは読んだことがないですが、解説によると結構差がつけてある様子。
めまぐるしく立ち起こる事件と妖しい人々・人間関係で飽きさせません。
それらと伏線の落ちも無難にまとまっていたと思います。
秋子さんへの愛情と自分本位の考えとの間で苦しむ北川君の葛藤振りに切なくなりました。
ヒロイン・秋子さんは乱歩ものにしては珍しい感じの女性かな、と思ったのですがどうでしょう…。男性に甘える可愛い系というより意志の強いクールビューティー。好きです。

幽霊塔 幽霊塔
江戸川 乱歩 (1997/09)
東京創元社

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『白髪鬼』 江戸川乱歩 

復讐劇。乱歩のポー好きが良く出た一編です。
同じネタを別の作品でも使っているのですが、いつもなら止めるところで今回は思い切り良く進んでしまっています。
痛くて怖くて驚きました。
幕切れが怖気を感じる美しさです。
乱歩の書く女性は、男性に比べてバリエーションがないとか描写がされないといわれる気がしますが、私は好きです。
悪魔的で妖艶で、恋々としてしまう気持ちがわかります。
白髪鬼 / 江戸川 乱歩

『蜘蛛男』 江戸川乱歩 

長編小説。不気味で、人間心理の駆け引きが絶妙です。
半ばまでは犯人に追いつきそうで追いつかないもどかしさを感じますが、後半の展開がめまぐるしくて面白い。
また、キャラクターが個性的で、それがお話を上手く回しています。
「芸術としての殺人」を目指す犯人としては嚆矢なんでしょうか…?
その頭脳と狂気に引きずり込まれます。
嗜好は認めたくないけど魅力的なのは魅力的。付いていきたくなる気持ちが少し解るのが苦しかった。

蜘蛛男 蜘蛛男
江戸川 乱歩 (1993/02)
東京創元社

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『灰色の巨人』 江戸川乱歩 

子供向けの乱歩もので初めて「サーカス」という舞台が扱われた作品らしいです。
そういえば今までピエロとかは出てきていたけど、サーカスそのものに少年探偵団が出かけていくことは無かった気がします。
アクロバティックなサーカスの女の子がとてもかっこよかったですv
一番新しいポプラ社版のヤツで読んだのですが、これについてくるサーカスのイラストが不気味で綺麗でいい感じなのです。
今回の二十面相の隠れ家は突拍子もなくて面白い!(笑)
タイトルとの相関もちゃんと(?)していました。

灰色の巨人 灰色の巨人
江戸川 乱歩 (1998/12)
ポプラ社

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『化人幻戯』 江戸川乱歩 

五十路の明智君はそれでもやっぱりかっこよかった。小林君と二人暮らしで文代さんが病気療養で不在という設定になってます。小林君はやっぱり探偵団ものほどは活躍しません。
今まで読んだ乱歩ものの中でもかなり秀逸な一編。オススメ。
読み終えた後に乱歩ってやっぱり大乱歩とお呼びしなくては…!と溜息ものでした。(何)
エロティックでフェティッシュ。
乱歩ものにはすぐ「妖しい美しさ」と言ってしまうんですが、そんな艶っぽさに溢れていました。
最後の、犯人と明智の掛け合いが天才的にいい。最高にいい。うちに欲しい。買う。
現代の娯楽系文学・漫画作品に盛大に影響していると思うんですがどうでしょうか。

江戸川乱歩全集 第17巻 化人幻戯 江戸川乱歩全集 第17巻 化人幻戯
江戸川 乱歩 (2005/04/12)
光文社

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『鉄塔王国の恐怖』 江戸川乱歩 

大人向けの小説『妖虫』を少年探偵団ものにリライトした作品。
巨大カブトムシの出現と謎の鉄塔王国、そして世界征服とはっちゃけた設定が愛しくてたまらんです…!(笑)大乱歩ー!ていうか二十面相!
冷静な大人ならなんでカブトムシやねんとツッコミたくなるところですが、そこはそれ。笑って楽しみました(笑)
冒頭の、不気味な街の雰囲気は流石です。

鉄塔王国の恐怖 鉄塔王国の恐怖
江戸川 乱歩 (1998/12)
ポプラ社

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