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『働くことがイヤな人のための本―仕事とは何だろうか』 中島義道 

相性が悪かった。好きになれませんでした。
理由はいくつかあります。
理不尽を直視するとか言ってるが、まずその理不尽の定義が疑わしい。著者基準であって一般的じゃない気がする。
成功者=男性という想定を感じて不愉快でした。
論理の矛盾も多いです。
「成功者の話を聞いても意味が無い。失敗した人間の話が聞きたい」⇔自分の成功話(脱ヒキコモリ)=著者も成功者の論理で喋っていることになるのでは?
「自分の人生はなんだったのか」と思いながら死ぬのがいい⇔生に執着しないで死ぬのがいい
つか全体的に偉そうです。何様?(落ち着け)
せめて一人称でやればいいのになんで対談形式で書いたのかわからない。
「自分」を他人を模した自分が持ち上げ続けているナルシスティックさが気持ち悪い。
簡単なことをやたら難しい言葉に言い換えるのもうざい。自己顕示?
詩的な書き方も勘弁。読みやすくしたいから対談形式にしたなら簡単な言葉を選べばいいのに。鬱陶しいなー
結局言いたいのは「哲学サイコー★」「みんな無用塾においでよ★」ってことだけって気がする。肌に合わない。

『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?―身近な疑問からはじめる会計学』 山田真哉 

会計学の基礎の基礎の基礎。ものっそい易しーい語り口で、会計学というより会計学を基礎に敷いて世の中見るとこんなんなっちゃいますよエッセイという感じ?
巻末の専門用語録が、基本的な内容は押さえた上で著者が噛み砕いてくれていて良かったです。
日常生活の用例で書いてくれているので、会計学をやるやらないに関わらず、読んでおくとお店側の戦略に騙されなくなりそうです(笑)●割引!とか、●人にひとり無料!の裏に隠された計算の話が個人的に目から鱗でした。だから損にならんのか…!と。
でも易しすぎて、会計学や簿記の基本を知っている人にはつまらない可能性も大です(笑)
むしろ文系で、理系に興味のある方にお勧めしたいです。

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学
山田 真哉 (2005/02/16)
光文社

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『就職がこわい』 香山リカ 

就職難の時代というが、その原因は果たして社会の側だけにあるものなのか。「就職を恐れる」若者の心理を丁寧に解説した本。
現代の若者は「自己評価が限りなく低い」のに「自分は特別」と思いたがっており、「自分だけに向けたメッセージ」を送られる(=特別感が満たされ、自分に自信が無いから動けなかったけれどもハッパをかけられることで気持ちを揮わせる)ことがなければ怖くて身動きできない、というのが主旨か。自己分析によって泥沼にはまり込む流れや、恋愛・就職などに関して真面目すぎる現代っ子、という話も。
図星なことから、自分には当てはまらないと思うことから、自分は無いけど他の人にはあるかも、と思うことからありました。こうして大学生をひとくくりに一般化してしまうのはどうかと思いますが、多かれ少なかれ同じような恐れと不安を就職活動前(中)の学生は持っているのではないでしょうか。
特に個人的に身につまされたのは親との関係。所謂パラサイトシングル現象の病理についての話ですが、親が自分のために子供を手元から話したがらず、子供がそれに引き摺られ、「自分はいらない子なのだ」と思いつつ後で後悔して親に当たるという構図が描かれています。
難しい言葉を使わない語り口が読みやすく、グラフ挿入のタイミングとわかりやすさも良いです。
就職活動へ向かう前に読んでおくと、色々なしがらみに振り回されにくくなるかもしれません。

就職がこわい (講談社+アルファ文庫 G 174-1)就職がこわい (講談社+アルファ文庫 G 174-1)
(2008/02/20)
香山 リカ

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『花田編集長!質問です。 出版という仕事で生きる』 花田紀凱 

花田紀凱さんという編集さんが、出版(編集)という仕事に関する質問に答えていく本。
数々の質問には私も訊きたかった内容もあり、回答の内容も悪くは無かったのですが、そこに見下した目線が感じられて不快でした。
全体的に「自分は正しい」というようなナルシーさが漂っていて、目線が高いのです。
また同性愛者の方や女性に対して差別的な発言もあり。
稲葉さんを小ばかにした発言もあり。(え)
映画の趣味も合わず。
つまり相性が悪かったです…。
編集長という立場にありながら、日本語の厳選がなっていないと思います。
つーか後半は編集という仕事じゃなくて花田さん自身の話になってるし。

『貧困の克服―アジア発展の鍵は何か』 アマルティア・セン 

アジア諸国の経済状況、また現在経済的に成功している(成功しつつある)アジア諸国が、そのように成功する(した)鍵とは何か、というテーマの本。講演の再録だったかと想います。

貧困の克服―アジア発展の鍵は何か (集英社新書)貧困の克服―アジア発展の鍵は何か (集英社新書)
(2002/01)
アマルティア セン

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『就職お悩み相談室』 森永卓郎・清水建宇 

ウェブでやっていた相談内容を本にまとめたもののようです。
濃くって信頼できそうなのですが、非常に現実的かつ物言いが直球です。夢はほぼ無いです(笑)
歯に衣寄せない、嘘をつかない。だから将来に希望を持てなくなりそうにもなりますが(え)良薬は口に苦し。
初歩的・普遍的な問題からかなり個人的な問題まで、そして民間関係から公務員関係、ベンチャー企業関係までと幅広く質問があるので、聞いてみたかったことの一つや二つ必ず含まれているのではないでしょうか。
目次に質問内容が一覧されているので、確認してみることをお勧めしたいですv
各質問への回答内容を少し深めたデータが載っていたり、ホームページ・本の推薦などがあったりと、この本をきっかけに更に「就職」ということについて考えて行けそうです。

『トム・ピーターズの経営破壊』 トム・ピーターズ 平野勇夫訳 

ピーターズさんが行った経営学セミナーを本にまとめたものです。大胆で熱くて、大変面白かったですv
ベンチャー系の起業家さんが好きそうな感じがします。
「今あるものは全て廃棄せよ」「常に革新せよ」「クレイジー=個性的なことが大事」「社員みんなに、起業家志望ってくらいの気持ちにさせる」「タテ型組織よりヨコ型組織」等等。
私には経済も経営もサッパリ解らないものの、ピーターズさんが言うような会社があったら就職したいと切に思いました。
最初は堅苦しい本だろうかと思って(分厚いこともあって)たのですが、ホーキングさんと同様この本も口語体で書かれている上、ウィットに富んでいるのです。ブラックユーモアに随分笑わされました(笑)
難しい言葉や理論も全く使われていません。
敢えて戸惑うとすれば海外の企業名を知らないことくらいです。
他の用語はきちんと説明があるか、辞書で引けば出て来るレベルだったので問題ありませんでした。
でも言っていることは大いに真面目でお役立ちだと思います。というよりは、役立ってくれて、こんな会社が増えたらいいのに、という私の願望かもしれません。(笑)
行間を詰めすぎない・導入とまとめは大きな字で書く・ある程度章分けされている・大事なところが別枠もしくは別ページで抜き出しされている・「まとめ」のテーブルが毎章ある、などレイアウトの工夫も読みやすさの助けになりました。
94年発行と少々古い本なので、PCが普及するなどして業務形態も益々変わってきているだろう現代にどこまで役立つかは私では解りません。しかし、そういう物質的な変化ではなく「理念」という部分でまだまだ得るところの多い本なのではないでしょうか。
とはいえ本当に、経営者・中間管理職さんではなくても読み物として充分楽しめます。

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