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『科学的とはどういう意味か』 森博嗣 


『すベてがFになる』などの著者である森博嗣先生が、「科学的であること」のメリットについて論じた1冊。
人生において、さまざまな窮地に対して、「科学的な思考法ができること」「科学知識があること」がどれほど有益かを分かりやすく説明して下さいます。
理系の科目が苦手なひとは理系の知識に「分からない」「理論はいいから簡単に結論だけ話して」と思考停止しがちであるという指摘は耳が痛かったです。
そういう理論を聞くことや、分からなければ考えること、数字に親しむことが自分の命を救うかもしれないと森先生は言います。
では「科学的であるにはどうすれば良いのか」も本書では語られています。
私も遅ればせながら実践して行きたいです。


科学的とはどういう意味か (幻冬舎新書)科学的とはどういう意味か (幻冬舎新書)
(2011/06/29)
森博嗣

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『できそこないの知』 ウエンツ瑛士 

タレント・ウエンツ瑛士さんのエッセイ集。
ウエンツさん主演のミュージカル『天才執事ジーヴス』が最高に良かったので手に取ってみました。
仕事のことや人間関係のことなどを、どういうふうに捉えたら楽しく邁進して行けるのか、ウエンツ式思考法についてお話して下さっています。
久しぶりに読みかえして実にしたいと思える自己啓発本を読みました。
変な言い方かもしれませんが、いわゆる「アイドル」の「タレント本」というくくりだけに置いておくには勿体ない。
嫌いなひとや理不尽な他人にどう対応するか? というお話は特にためになりました。
悪意をぶつけられると落ち込んだり腹が立ったり振り回されて最終的に自己嫌悪する、ということが多かったのですが、これからは消化が少し楽になりそうです。
「律儀でありたい」(本文より)という言葉の通り、周囲の人を大切にしながら丁寧に生きているひとなんだな、というのが伝わってきました。こんなひとが身近にいたら、人生幸せだろうなぁ。
見習いたいです。

文章はひとつの話題について2~3ページでコンパクトにまとまっています。
ファン層ニアリーイコール読者層に合わせて分かりやすくかみ砕いてくれたのかなと思うのですが(読み手に合わせて柔らかい伝え方を選べるというのが既に頭の良い方だなと思うのですが)、まだまだウエンツさんのなかにはたくさんの思考がありそうで、もう少し固め又は長めの文章も読んでみたくなりました。


できそこないの知できそこないの知
(2010/10/01)
ウエンツ 瑛士

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『玩具草子』 長野まゆみ 

長野さんが子供時代に遊んだおもちゃについてのエッセイ集。
80ページ足らずの中に、セピア色をした昭和の「遊び方」が詰まっています。
万華鏡や硝子、「黒曜石の地図」「金魚玉」などそのラインナップは幻想的で美しく、長野さんの世界観にいかにも登場しそう。
うっとりするような幼少の思い出がこんなにたくさんあるなんて、と羨ましく思ってしまいました。
レトロさが素敵な挿絵についても特筆しておきたいところです。
長野さんがテーマにした玩具や文章の雰囲気を非常にうまく汲み取った挿絵です。
媚びることなく、しかし愛嬌を備えた動物や子供は、それだけでも本を手元に置きたくなってしまう魅力を持っています。
そこを見て頂きたかったので↓写真を大きめにしてみました(笑)いかがでしょう。

玩具(おもちゃ)草子玩具(おもちゃ)草子
(2002/02)
長野 まゆみ

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『あるようなないような』 川上弘美 

柔らかく独特の筆致で綴られる日常エッセイ。
題材は身近にとられているのに、この方の日本語にかかると良質な短編小説を読んでいるかのような気分になります。
癖になる不思議感覚。楽しかったです。

あるようなないような (中公文庫)あるようなないような (中公文庫)
(2002/10)
川上 弘美

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『お嬢さん放浪紀』 犬養道子 

犬養道子さんの、若い頃の海外生活をつづったエッセイ。
ものすごいタフさ、行動力に感動さえします。
舞台は欧米中心なので、欧米スキーの私には生活様式や文化批判も楽しく読めました。
お嬢さん放浪記 (1978年) / 犬養 道子

『子規のココア・漱石のカステラ』 坪内稔典 

エッセイ集。
既読の2冊(『子規山脈』『俳人漱石』)と紹介されるエピソードが被っていることもあるのですが、二人への優しい目線と愛が嬉しいです。
新書などに比べると語り口はとても優しく、また行間やフォントサイズにも気が使われていて読みやすいです。
子規・漱石のことを知らなくても問題なく、面白く読めるだろうと思います。
坪内先生ご本人の作品も読んでみたくなりました。
ライブラリー版あとがきとして、子規・漱石との対談も収録されています。
『俳人漱石』での対談が好きなので嬉しかったですv

子規のココア・漱石のカステラ 子規のココア・漱石のカステラ
坪内 稔典 (2006/11)
日本放送出版協会

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『日本の名随筆25 音』 團伊玖磨 

「音」に関する古今の日本人作家の随筆を集めた本。
漱石と子規の随筆が載っていたのでつい買ってしまいました。
さすがどの方も整った日本語で、音にまつわる思い出や思索、描写を広げていらっしゃいました。
時代としては明治から戦後昭和が舞台のようで、聞いたことのない音も多くありました。
今はない数々の音を想像するのも楽しかったです。
巻末には各執筆者の略歴と、この本には掲載していない音随筆ブックガイドがついていてお役立ち。
音に関する文章を読んでみたい方にお勧めです。

日本の名随筆 (25) / 團 伊玖磨

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