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『エルマーのぼうけん』 ルース・スタイルス・ガネット わたなべしげお訳 

動物たちとエルマーの駆け引きがユーモラスで面白かったです。
それを素朴にカラフルに描いた挿し絵もひとつひとつ魅力的。
しかし思いの外殺伐としていて驚いた(笑)
あと続編二冊の紹介文が…!起承転結全部書いちゃったら読む楽しみがなくなってしまうよと…!(笑)

エルマーのぼうけん (世界傑作童話シリーズ)エルマーのぼうけん (世界傑作童話シリーズ)
(1963/07/15)
ルース・スタイルス・ガネット

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『小さな男の子の旅―ケストナー短編(ショート・ストーリーズ)』 エーリヒ・ケストナー 榊直子訳 堀川理万子絵 

『飛ぶ教室』『エーミールと探偵たち』などで有名な、ケストナーの短編集。
収録は『小さな男の子の旅』『おかあさんがふたり』の二編です。
素朴で暖かな挿絵といい、柔らかな訳といい、体裁としては「児童書」という感じです。
しかし、「お話」は、子供たちのためだけに書かれたものではありません。
ケストナーがこれを書いたのは1920年代の終わりで、ちょうど彼が「子供」を意識してお話を書き始めたその頃だったそうです。
それだからなのか、「大人のための小説」と「子供を意識した小説」の狭間くらいにあるお話に仕上がっているように思いました。
無邪気、好奇心、想像力などをふんだんに持った少年と少女が主人公ではある。
けれども彼らは、母の病と母の死に直面しています。
子供たちの世界が、大人たちの世界よりも単純に「幸せ」かというとそうではない。
そんな中で強かに、まっすぐに生きる小さな背中が、淡々とした筆致で描かれている一冊です。

小さな男の子の旅―ケストナー短編 (ショート・ストーリーズ)小さな男の子の旅―ケストナー短編 (ショート・ストーリーズ)
(1996/02)
エーリヒ ケストナー堀川 理万子

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『鈴木出版の海外児童文学 この地球を生きる子どもたち ヒットラーの娘』 ジャッキー・フレンチ さくまゆみこ訳 

オーストラリアが舞台。
雨のある日、「もしも」の話が始まった。
いつも素敵な想像力で皆を楽しませてくれるそのお話は、今回は少し違う。
「もしも、ヒトラーに娘がいたとしたら……」

ヒトラーと、第三帝国当時に関する情報が程よく盛り込まれたフィクションです。
「娘」という、想定される読み手(子どもたち)と目線の近い存在を置いたことで話がぐっと身近になっていると思います。
現実から目を逸らす大人への批判もなされており、彼等の口にするキレイゴトと矛盾を描くのが上手いです。
挿絵は可愛いのですが、やや本文とそぐわない部分もあり。
第二次世界大戦前後のドイツについて易しく知ることが出来る良書ではないでしょうか。

ヒットラーのむすめ ヒットラーのむすめ
ジャッキー フレンチ (2004/12)
鈴木出版

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『バザールでござーるのバナナ裁判』 文佐藤雅彦 内野真澄 絵水口克夫 

バナナを盗んだ嫌疑をかけられちゃうバザールでござーる。な絵本。
ちょっといい話という感じ。
可もなく不可もなくでした。
家族や親戚のフルネーム&プロフィールがついています(笑)
バザールでござーるのバナナ裁判 / 水口 克夫、佐藤 雅彦 他

『ケストナー少年文学全集5 五月三十五日』 エーリヒ・ケストナー 高橋健二訳 

詩も一部収録。
『五月三十五日』は元気いっぱいの少年と子供の心を忘れないおじさんが、ローラースケートを履いたお馬と一緒にいろいろな世界を冒険するお話。
ファンタジックで愉快なお話の間にケストナーらしいユーモアとアイロニーも顔を覗かせています。
読んでいて胸のあたりがじわりと温かくなるような彼の作風が好きです。
五月三十五日 ケストナー少年文学全集(5) / エーリヒ・ケストナー

『飛ぶ教室』 エーリヒ・ケストナー 山口四郎訳 

ケストナーの代表作。たいていこれかエーミールが挙げられる気がします。
日本で言う高校生の少年たちと、彼らを囲む大人たちが繰り広げる優しい青春物語。
辛い時代を苦しく生きてきた人なのに、こんな風にスレてない綺麗な世界を作り出す気持ちの透明さが凄い。
政治風刺やエロティックな世界を描かない人ではないのに、子どものために書くってなると気合が違うというか一気に空気が清廉になる。
すてきなひとです。
ケストナー作品からは大人に対する批判を感じることがままあるのですが、このお話では「正義先生」も「禁煙さん」も子供の心を忘れていない大人として描かれていてすごく素敵でしたー。そして冒頭と終章のケストナー本人も。
少年たちの友情と大人たちの友情とどちらも大好きです。
ジョーニーとマルチン、ウリーとマチアス、禁煙さんと正義先生、ゼバスチャンや美少年のテオや他諸々愉快な仲間たち、みんな可愛いです。
ケストナーが、そして作中の大人たちが、子どもたちをどれだけ大切に思っているかが伝わってくるのも嬉しいです。
こんな人がすべての子供たちの身近にいればいいのにと、夢見ずにはいられません。

飛ぶ教室 飛ぶ教室
桜井 誠、エーリッヒ ケストナー 他 (2003/12)
講談社

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『完訳 グリム童話集(一)』 金田鬼一訳 

グリム童話の完訳版、第一巻。
省かず意訳はしすぎず、なかなかの良訳として知られているようです。
かなりの量のお話が収録されていること、言葉が結構難しいことからちょっと迷ったのですが一応児童文学カテゴリにさせて頂きました。
文化的に解説がないとわかりにくいような言葉には注釈が付されたり、類話や民俗学的解説が添えられているのも理解を助けてくれてよかったです。
ホレのおばあさんや忠臣ヨハネス、ラプンツェルにブレーメンの音楽隊…と、メジャーからマイナー、名作からよくわからないような話まで(笑)わっと盛り込まれています。
でもやっぱり、今でも有名な作品はさすがにお話としてよく出来ているなあと感じました。

完訳 グリム童話集〈1〉 完訳 グリム童話集〈1〉
W. グリム、J. グリム 他 (1984/01)
岩波書店

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