スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『狂骨の夢』 京極夏彦 

根幹になった謎に対する説明は結構すぐ予測がついたのであとは枝葉の説明を待つばかりでした。
というのは状況からしてまともな推理小説にしようとしたらそれしか答えが無いからで、人物の書き分け方なんかからしても京極氏もそこは見抜かれると思って書いてたんじゃないかと思います。アレを見破られないと思って書くほど馬鹿な人ではないと思う。類似ネタがエラリイの有名な中篇にもあるからミステリスキーさんはすぐに気付いたでしょう。
でもそんなとこ解っちゃっても面白いんだよーだよー枝葉を待つだけでうきうきします。
他のミステリの比にならんくらい大量の事件がごっちゃごっちゃ混ざってるのにそれが解かれる瞬間ときたら爽快ですわな。クリスティーやクイーンや、大御所の謎解き以来と言ってもいいかもしれない。「うわー!」って感じ。オカルト色が強いからどうやってこれに論理的説明をつけるのかといつもひやひやします。ていうかオカルト色一切抜きの説明なんて不可能だ(笑)でも超現象を避けた説明ができてしまうから凄い。相変わらず論理の飛躍もありますが。多くのミステリもその例に漏れないけれど、あれだけの材料で推理がまかり通ったら妄想の域です(笑)
歴史を勉強してから読んだら面白さ三割り増しくらいしました。
偽名に『吉田茂』で爆笑してしまったよ。そりゃあわっかりやすく偽名だよな(笑)203高地の話も出てくるしーのぎのぎー!(何さ)
そもそも舞台設定が戦後から7~8年だなんておいしすぎる…!まだ尾崎も古島もいるんじゃないの!?(ドッキドキ)吉田(茂)は現役、この頃池田(勇人)や佐藤(栄作)はいくつなのさ…!(くはーv)
明治・大正・戦前の話もぽんぽん出てきて楽しいことこの上ないです。その辺りのマイナーな猟奇事件にも触るし(実際にあったかどうかは調べてないので不明)そりゃあ政府人は頭痛かっただろうなーと思うと楽しくてー(京極関係ないじゃないの)
戦時中の榎木津のあだ名「カミソリ」だなんて、戦時中なら東条英機と、明治なら陸奥宗光と被ってますから★(何)(どっちもカミソリ大臣と呼ばれた男)
それから民俗学講義と宗教講義が相変わらず素晴らしく面白いです京極先生。今回は心理学(夢の話)まで付いてきてスペサルでした。
この話で焦点になった宗教団体の教義や儀式については「ダ・ヴィンチ・コード」で扱われていたものと、東洋西洋の差はあれど似てましたなー。ダ・ヴィンチも京極もどちらも映画化だけど、この本が映画になるよりダ・ヴィンチのが早く公開だろうから上手くやらないと被ってるってツッコミ来そう。小説の発表は京極さんのが早いんですが(笑)だからそのときはツッコミ入れたやつがむしろアホなんですが(笑)

あと居候×牧師萌…!リバ可!(最低)

スポンサーサイト

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。