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『しずるさんと気弱な物怪たち』 上遠野浩平 

夏の怪病、ビリビリする蜘蛛、原因不明の大爆発? 街で起こった不思議な事件を、しずるさんとよーちゃんのコンビが解き明かしてゆく連作短編。
読み口ライトなミステリです。
なんとなくではあるのですが、徐々に物語の核がしずるさんからよーちゃんにスライドしてきているような。
序盤はミステリアスなしずるさんと、ごく普通の明るい少女よーちゃん、という描かれ方だったと思うのですが、「どこにでもいる女子学生」であったはずのよーちゃんが実はとても特別な存在なのかも…と匂わすような描写が多々。いや今までもちらほらありましたが、今作は更に多くなったように感じました。
それに伴って、よーちゃんが自身の意思で謎を解こうと行動し、しずるさんのように思考する場面が増えていたことも今までとの違いを感じる部分です。
しずるさんとよーちゃん、調べたり考えたりする「探偵役」の機能割り振り・役割分担が、よーちゃんに傾きつつあるのでしょうか。
今後も楽しみです。
また、シリーズ同士で世界観が繋がっている描写がしばしば挿入される上遠野作品ですが、今作では炎の魔女と死神さんが顔を出しておられてもの凄くテンションが上がりましたー…!

また本編の話からは逸れますが、挿絵が全てフルカラーだったことに驚きました。
星海社さん、気合いの入った文庫を刊行しておられる…!


しずるさんと気弱な物怪たち (星海社文庫)しずるさんと気弱な物怪たち (星海社文庫)
(2014/04/11)
上遠野 浩平、国道12号 他

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