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『朗読者』 ベルンハルト・シュリンク 

細かな思考の動きまで追われています。情景描写より思索に割かれる言葉の方が余程多い印象。
緻密に論理的に多角的に思索を重ねる主人公は日本人ドイツ研究者が言う典型的なドイツ文学もしくはドイツ人の姿に重なりました。
また、学校の先生がこの作品と、映画『グッバイレーニン』を例に挙げて、「母親がテーマに来る話にドイツ人は弱い。皆で涙して感動してしまう」という評をしていたのですが、そういう意味でもドイツ人の典型的な形なのかもしれない。
ハンナや主人公の行動の良し悪しについて作中では定めず読者に委ねているところから、ドイツの歴史教育の姿勢と同じものを感じました。
主人公に感情移入する部分は少なかったのですが、歴史認識には共感。

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