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『御手洗潔のダンス』 島田荘司 

御手洗シリーズ2冊目の短編集。空飛ぶ夫婦、神からの鉄槌としか思えない不可能殺人、夜な夜な狂ったように踊りだす老人の謎、そして御手洗・石岡コンビの近状について。
盛りだくさんの収録作品は以下。
山高帽のイカロス
ある騎士の物語
舞踏病
近況報告

久し振りに御手洗ものを読んだのですが、なんだか自分の原点に帰ってきたような楽しさを感じながら読みました。
名探偵がいて、助手がいて、現実では絶対に起こり得ない美しい幻のような極上の謎があり、それが最後には様々な伏線を回収しつつ解決をみる。
推理小説の基本的な、けれども最近あまり読めなくなってしまった形の作品が読めて幸せです。
やっぱりこういうシャーロック・ホームズ型のミステリが一番好きですv
4編の中で一番すごいと思ったのは「舞踏病」でした。
塔と絡めた幻想的な一人称、魅惑的な謎、加えて日本の医療体制への批判。
「謎」と「近代科学」がミステリの大きな要素だとするのなら、そのバランスが絶妙でした。
この日本の体制への批判、というのは作品全体に見られましたが、作品自体は20年近く前の発表ながら現代にも通じる内容であると思いました。

御手洗潔のダンス (講談社文庫)御手洗潔のダンス (講談社文庫)
(1993/07)
島田 荘司

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Comments

確かにびっくりするような回答も多いですよね(笑)
斜め屋敷や暗闇坂などが初期ではその代表でしょうか。
私はその2作を読んでから島田さんの仕掛けと回答は若干強引な印象があったのですが、この短編集は納得いく範囲でまとまっていると思いました。
謎そのものが魅力的だったのも嬉しかったです!
御手洗・石岡コンビのやりとりも読んでいて楽しいですよね。
吉敷刑事シリーズはまだ未読ですが、探してみようと思います。
コメントありがとうございました!

島田荘司さんのミステリィって、こんなのどうしてありえる?なんていう作品が多い(特に長編。)ですよね。
それを、見事に?(難を感じる作品もありますけど・・・。)解決する御手洗・石岡コンビ、キャラがいいですねえ。個人的には、吉敷刑事シリーズが好きです。

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