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『サンタクロースにインタビュー―大人のための子どもの話』 エーリヒ・ケストナー フランツ・ヨーゼフ・ゲールツ、ハンス・サルコヴィッツ編 和泉千穂子訳 

ちょっとブラックなショート・ショートが好きな方に一押しの一冊。
平易で解りやすい文章ではありますが、中身はシニカルでときに辛辣。ナチの本格的な台頭前夜にかかる時勢や、アンモラルなあれこれを、鋭く詩と短編にしておられます。
読後の後味が苦かったりすっぱかったりするものが多く、「児童文学」のケストナーというイメージをお持ちの方は意外と感じられるかもしれません。
しかし元々ケストナーは時事風刺やブラックユーモアが最高に上手なジャーナリストで詩人で作家、言葉による創作ならほぼなんでも幅広くこなしてしまう方です。
日本では児童文学が有名ですが、その一面だけにしかスポットが当たらないのはちょっと勿体無い気がしていました。
こういった「クールな」ケストナーも徐々に紹介されてきているのが嬉しいです。
ミステリ好き的に嬉しい、謎+意外な結末で構成される作品もいくつか収録されています。
表題作などまさにその代表例。サンタさんとの一夜の邂逅をご覧あれ。

後の作品(『ファービアン』や『五月三十五日』など)の種と思われる話もあり、ケストナー・ファンにはその点でも楽しめます。

サンタクロースにインタビューサンタクロースにインタビュー
(2007/11/22)
エーリヒ ケストナー

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