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『ひそやかな結晶』 小川洋子 

「わたし」たちが消えてゆく話。
梨木さんの文章では日本語を選ぶ丁寧さ、レトリックの上手さに驚くのですが、小川さんの文章では読者にある特定のシーンや気持ち、感覚を喚起させるのが凄く上手いと思います。適切な言葉、表現で来る。
でも、どんどん「何か」が消えていく不条理なルールを実感として理解するのは難しかったです。三次元で四次元を理解しようとするようなものなのかもしれません。その難しい雰囲気がいいという不思議。
不気味な静寂に支配された一冊でもあると思います。うすら悲しさ・空恐ろしさはあったけどそれ以外の感情はあまり起伏しなかった。そんな「静」が地だからか、事件が挿入されると悪目立ちしているようにさえ思えました。

密やかな結晶 (講談社文庫) 密やかな結晶 (講談社文庫)
小川 洋子 (1999/08)
講談社

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