スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『ドイツの都市と生活文化』 小塩節 

ドイツの「都市観」「都市史」と「古今の日常生活」に主な観点を置いた本。
『ドイツを探る―ロマンとアウトバーンの国』(同著者)と内容の被るところも割とあるのですが、こちらはやや学術論文寄りで少し堅め・分析が多めです。それでも書き手が小塩さんなので解り辛い文にはなっていません。ご本人の楽しいor驚きエピソードも盛られているので親しみやすいです。
特に後者、生活についての話はかなり小塩さんご自身の経験に基づかれています。
前者は論文、後者はエッセイ、という感じ。
また、やはりこの方は「批判すること」が上手いと思います。
日本についてもドイツについても鋭く急所を突いてくるんだけど、どちらに対しても愛情を持っていらっしゃることが感じられるので不快を感じさせません。
しっかしこのドイツの夏の休暇制度・労働時間・老後保障・失業者保障が今も尚あるなら移住したい気持ちに凄くなります。いいな。

バイエルン州はミュンヘンの話+ドイツのリーダーについて+イタリアの雨が話題にあったのでげきもえ、血を吐くかと(落ち着いて!)
ミュンヘンはドイツの中でも雨量も日照量も多く、きらきらした都市のようです。
その美しい輝きがものごっつミハエル様の出身地を思わせてくれて大満足。
リーダー論を読むにつけてもアイゼンヴォルフはミハエル様の力量認めてまとまっているんだと再確認。ああんカッコいいな私の天使ーv(ウザキモ)
イタリアの雨は冬に多いんだそうで、ファイナルレースはあの雨の後雪になったことを考えるとまあ冬で、カルロにとってはそら回想せんではいれんような舞台だったのだろうなと思いました。


最終的にこの本の論旨は日本の余暇がいかに貧しいかという方向に落ち着きます。
日数的・内容的に貧相で、値段が高い。余暇の充実は人間の充実に繋がる、内面的「豊かさ」をもたらすという話。
でも日本の学生さんたちは土曜を休日にされても大して文化的なことをやってないと、色々な調査が指摘しています(苦笑)
この話題には、「何故日本の余暇は充実していないのか」「現状とその問題点」は充分な語りがされているのですが、具体的な打開策の提示がちょっと不足していたように思いました。

メモ:森有正(有礼の孫)哲学者。小塩さんの高校(?)の寮の向い側に住んでいて、小塩さんはよく遊びに言っていたとの由。

スポンサーサイト

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。