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『ベートーヴェンな憂鬱症』 森雅裕 

『モーツァルトは子守唄を歌わない』の続編。しかしこれから読んでも一向に問題ありません。
前作同様ベートーヴェンが探偵役のミステリで、今回は短編集です。
4本の収録作品は時間列が繋がっていて、初めから終わりの間でベートーヴェン先生もお年を召されます(何)
『モーツァルト~』に比べて出来が悪い、面白く無いと言う書評をかなり見ますが、面白く無いと言うよりは徐々に聴力を失ってしかも近眼のベートーヴェン先生に世知辛い気持ちにさせられます…コイツ可愛い男だな!と思っていればいる程。
でも弟子@チェルニーや、孫弟子@リストを含んだ3人のやりとりが可愛くて楽しくて好きですv
一番笑ったのは挿絵の魔夜峰央さんの四コマ二本!(え)
流石だ魔夜先生…(笑)ノリがパタリロで素敵。(笑)


「ピアニストを台所に入れるな」
押しかけ弟子チェルニーにキュン!
動機にやや無理があるのではーとか私のようなのは思ってしまいますが、音楽家のプライドを知っている人に言わせるとどうなのだらうか。

「マリアの涙は何故、苦い」
チェルニーかわEー!(ていうかお前チェルニーが好きなだけだろう)
画家さん、ビショップさん関連の説明がちょっと強引過ぎかもしれない。
ジュリエッタ嬢を巡るバタバタっぷりは可愛いv

「にぎわいの季節へ」
外交問題が絡んだ途端目の色を変えて楽しみました(駄目子!)
『ハプスブルクの宝剣』のときと同じ、ヨーロッパ外交って昔っからグローバルで複雑ですよね。
政治的圧力のかけ方に近代日本が重なってちょっとキュン。(ときめいてんじゃねえ)

「わが子に愛の夢を」
老いた先生が痛ましいというか世知辛い。チェルニーの反応が更にその気持ちを煽る。
でもリストが(チェルニーとやや被ってた気がするけれども)いい味出していましたv
師匠、弟子、孫弟子。見ていてほほえましい。

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