スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『ファービアン あるモラリストの物語』 E・ケストナー 小松太郎訳 

巻末にケストナーによる論評と、発表当時に削除された章の訳(丘沢静也先生訳)と解説つき。
主人公のファービアンが、ナチス台頭を控えたベルリンで翻弄される長編小説。
当時のベルリンの狂いがユーモラスに、揶揄的に、悲劇的に、描き出されています。
ケストナーが表そうとした(と思われる)そのテーマは見事に伝わってくるのですが、それがために「モラリスト」たるファービアンが幸福になれない皮肉が切なかったです。ちょっと漱石の「猫」っぽいでしょうか。
時代の流れというものの恐ろしさについて考えさせられました。

ファービアン―あるモラリストの物語 (1973年) / 小松 太郎

スポンサーサイト

Trackbacks

Trackback URL
http://dankeschon4310.blog16.fc2.com/tb.php/541-fe586477

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。