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『長編伝奇探偵小説 帝都探偵物語① 人造生命の秘密』 赤城毅 

ときは大正、震災の後の帝都。洋行帰りの私立探偵木暮十三郎(美少年と美女の助手付)の下へ、奇怪な事件が持ち込まれた――
というと、乱歩の明智小五郎+小林君・文代さんが思い出されます。そんな「少年探偵団」もの張りの冒険小説。
でも少年探偵団より科学をスルーしています(笑)
少年探偵団は「有り得ない!」と思う現象が最後にはどうにかこうにか、強引にでも論理的に証明されるんですが、こっちでは常識の枠にわざわざ当てはめようとははなからしていない感じです。
お話の流れや台詞はかなりステレオタイプで、ハリウッドのアクション映画や漫画にありそうな感じです。
でも腕白なキャラクターで引っ張ってくれます。
著者さんがドイツ文学や西洋児童文学、日本近代史などを勉強していたり乱歩らが好きだったりーと自分に共通項が多くて驚きました。それもお話が紋切り型でも楽しめた一因かもしれません。
大正舞台という時点でもう近代スキー的には美味しいです。
宇垣一成が出てきたことにちょっと笑いました(笑)
その頃の陸軍大臣てそういえば誰だっけー? と思ったら。彼でした。
探偵物語、というタイトルですが、探偵を期待して読まないのが楽しむコツではないでしょうか。気楽に読むと楽しめます(笑)

帝都探偵物語〈1〉人造生命の秘密 帝都探偵物語〈1〉人造生命の秘密
赤城 毅 (2003/02)
光文社

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