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『後巷説百物語』 京極夏彦 

名 作 で す ね。京極先生コノヤロー! う、上手すぎるんだよ…!
巷説は、嗤う⇒無印⇒続⇒後、と読まないと勿体ないシリーズだと解りました。ていうか、本当の意図が此処まで来ないと発揮されません。今までのエピソードの積み重ねが、後で爆発する感じ。
「又市さん」
という呼び名に対する思い入れに、いちいち泣けました。
最後はもうあられもなく号泣です。
小一時間ばかり泣きじゃくらされました(難しい日本語だな)
百介さんに感情移入をしているのか、世界観全体が切なくって泣いているのかわからないままに。
今までのシリーズ全てに無駄がひとつたり無かったということを、後を完読して知らされました。
その数、内容、日本語、構成、設定、全てに無駄が無く有機的に絡まり合って『巷説』というシリーズを作り上げている。
彼らが好きな一人として、無駄でもいいからもっと色々なエピソードが見てみたかったよ!と先生に文句を言いたいくらいです(笑)でも、増えても減っても『巷説』のクオリティは下がってしまうような気がします。京極先生が組み立てたこの形こそが、唯一無二の完全であると、半ば信仰のように信じてます。
京極堂シリーズとの繋がりも上手いし嬉しいですね。
又市が「妖を操る」のなら、中善寺さんは「憑き物落とし」、又市が白なら中善寺は黒。対極図の関係に二人は置かれているのではないか、と思っております。みんな思う話か(笑)
もうめろめろ。

後巷説百物語 後巷説百物語
京極 夏彦 (2006/02)
中央公論新社

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