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『愛したのは、「拙にして聖」なる者―漱石文学に秘められた男たちの確執の記憶―』 みもとけいこ 

ストレートに申し上げてむかつく本でした。元々漱石研究をなさっている方が酷評していたので、ならばまだあまり彼らに詳しくない今のうちに読めば笑って済ませられるかなと思ってたんですが予想以上に酷かったです。
虚子が「聖人」であるのに対して漱石を狂人、子規を激昂しやすい支配階級として扱い続けていることにまず腹を立てましたが、更には漱石が子規のことを嫌っていたなんて言い出されるに至っては口惜しくて涙が出ました。史実解釈は多々あるとは思うのですが、私は子規と漱石は親友であったと思っているので。
作者と作品の関係を見る場合、「作者のエピソード」を元に「小説」が書かれているはずなのに、この著者は「漱石作品」から妄想しているようにしか思えません。虚子から夏目作品を考察するのではなくて、手紙やエッセイからは得られない子規・虚子・漱石らの交友の機微を勝手に想像しているだけです。
薄弱な論拠で何故ここまで自信満々に言い切れるんだか解りません。
また似たような意味の言葉でも言葉の持つイメージが違うことはままあるでしょう。詩人ならもっと言葉を選んで語れないものでしょうか。
感情的ですみません。

愛したのは、「拙にして聖」なる者―漱石文学に秘められた男たちの確執の記憶 愛したのは、「拙にして聖」なる者―漱石文学に秘められた男たちの確執の記憶
みもと けいこ (2004/02)
創風社出版

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