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『裏庭』 梨木香歩 

これも『K&P』と同じく、雰囲気が好きな作品です。
女の子が主人公のファンタジー。日常からいきなり別世界へと連れ込まれるものの、大仰に驚いたりはしない。日常に生きていたはずなのに、不思議を不思議がらずに受け入れる非日常性。妙に冷めて現実的な人間観。静けさ、落ち着き。そういう雰囲気が好きなのです。
基本的にテーマは「自分探し」なんだと思います。暗喩に次ぐ暗喩、象徴に次ぐ象徴。だから気を抜くとその抽象性のために話が良く解らなくなります。できれば再読して何が何の象徴であるのか確認したいものです。
伏線の引かれかたと纏め方が丁寧で、ミステリスキー的に嬉しかったです(笑)
それらを出すタイミング・解くタイミングの構成の上手さも印象的。

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