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『ベンスン殺人事件』 S・S・ヴァン・ダイン 

これもまた本格黄金時代の巨匠、ヴァン・ダインの処女作。
骨相学・「フェアプレー」・心理学・復古主義的引用の山・「西洋の没落」・東洋への憧憬、とクロフツ以上に露骨な形でこの頃(WW1後)の西欧人の心理面や流行が盛り込まれている作品。
面白いです(愛)流石…!
「語り手」が「私」ことヴァン・ダインになっていた辺り、有栖川先生はヴァン・ダインも好きなのかしらと思ったりしました。火村・有栖と同様ファイロ・ヴァンス(探偵役)も三十五歳らしいことも。
冒頭からヴァンとヴァンスの関係がツボにきて掴みはオッケーだったんですけど(死)そこから先ヴァンは悲しいほどキャラが薄くて、はっちゃけ語り手なしの三人称で書いてしまえばよかったのでは?と思うほど。
むしろマーカム(NY地方検事)とのコンビがグーでした。
でもヴァンはヴァンで何気にヴァンスにぺったりくっついていてときめくっちゃトキメキますが(帰れ)
トリックの面ではクロフツの方が上か? という感じなのですが、ヴァン・ダインはキャラクターがかなり良かったです。あと独自の論理論(変な日本語だな;)が面白かった。

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