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『樽』 F・W・クロフツ 

アリバイの巨匠クロフツの処女作。これを読まないでアリバイトリックが語れるか!?って古典なのに今更読みました(ダメ子)
WW1後に出てきた所謂本格黄金時代、ミステリ第二世代とも言うべき作家たち(クリスティやヴァン・ダインなど)の中に含まれるクロフツですが、この頃のミステリ作家に共通して言われる「WW1前の欧米世界への憧憬」というのがはっきりとあって、WW1の影響の強さを感じました。
探偵役に据えられる人というのが複数いるので、最後まで誰が主人公なんだかよく解りませんでした。
犯人だけは犯人だったので(何)いっそヤツが主役かというくらい(笑)
その複数の探偵役のキャラクターはそんなに個性的に分けられてはいないのです。工夫すれば一人の探偵役だけでもやれたのでは…?
クロフツはトリックは上手いが小説は下手、という評があるそうですが、構成力はともかくとしてキャラクター創造という点では当たってるかもしれません。
トリックは確かに素朴かつ盲点を突いて来る感じだし、「樽に詰められた死体」というのもミステリアスで、良いアリバイものでしたv

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