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『顔のない肖像画』 連城 三紀彦 

ミステリチックな短編集。いつもより少し生々しい感触でした。
さらさらしているのに描写の一つ一つが滓のように沈み重なり合って強く印象づけられてしまう不思議な筆致はいつもの通り。こういう書き方の作品を私が読みなれていないせいかもしれませんが、一編一編が絵のように頭に残ります。

「涜された目」
相手が連城さんなので日本語使いがお上手で、被告と原告(仮)どちらの言葉が真実なのか、妹さんの話が始まってさえ疑い続けていました。
発想の転換が面白いです。

「美しい針」
性的に終始する男性の目線が楽しくない。技量の問題というよりテーマの問題で、私には楽しみにくいお話でした。

「路上の闇」
これは少々ありがちな感じでしょか。でもスリルとサスペンスが楽しますv

「ぼくを見つけて」
序盤はミステリアスで面白いです。情報が増えていくにつれ大体落ち着くところは解ってきてしまうのですが~。

「夜のもうひとつの顔」
上手かったです。本格な感じ。

「孤独な関係」
最近よく見る感じの話だと思います。
大人のための童話ならぬ大人のためのミステリ。

「顔のない肖像画」
連城さんらしいきらきらした世界観と優しい謎が素敵です。

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