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『密室―ミステリーアンソロジー』 

ミステリのアンソロジーっていうのは概してそうですが、これも例に漏れず出来が悪い…(がくり)
有栖川・法月・若竹先生は良かったです。有栖川先生については贔屓気味なので正確な評価かは保証できません…(帰れ)
それ以外は個人的にはちょっとドンマイです。

「消えた背番号11」 姉小路祐
不可能です。こっけいなくらい無理がある。
以下反転でネタバレツッコミあれだけ激しい教義で全然ずれないわけないと思うのですよ背中の数字。しかもいくら医者さんが影になったといってもスタジアムで観客が見ているのに死角なんて出来るものじゃないと思う。鋏で切るって作業はかなり遠目でも不自然に見えると思う。

「うば捨て伝説」 岩崎正吾
お話としては、私はおじいちゃんおばあちゃんにとても弱いので(笑)割と好きですが、トリック面を冷静に考えるとちょっと無理がある。

「密室のユリ」 二階堂黎人
「消えた背番号11」と同。
以下反転でネタバレツッコミ恋愛沙汰の容疑者二人を呼ぶ理由がマジバナ無い。読者の目を誤魔化すためでしかない。トリックに関しても不可能。あと息を呑む音が取れるほど近くで回ってるテープレコーダーに気付かないことってあんまりないと思う…部屋が違うような描写があったけどそしたら今度は息を呑む音なんて取れないのでは。

「靴の中の死体―クリスマスの密室」 山口雅也
クイーンの『靴に住む老婆』との被りは狙ってやったのか否か。山口さんクイーンの解説も書いていたので知ってはいたでしょうが。
ブル博士・キッド・ピンクの三人組は結構好きです。はっちゃけた設定が面白い。
以下反転でネタバレツッコミ自殺の理由が弱すぎる…! あと、靴をそんなに上手く返せたとは思えない。

「開かずの間の怪」 有栖川有栖
だ、だいすき…(お前ホント贔屓が過ぎるよ…)(自覚はしてます…)男子のやんちゃさ加減全開短編。学生編シリーズ1やんちゃな江神さんがここにいると思うわけで!
敢えて凝った話にしなかった分書き込めてるのでは。
マリアはまだいないころですね~。ちょっと残念。

「傾いた密室」 折原一
某作家さんと被ってるってことを自ら告っちゃったのが不味かったですよ。個人的に。女の子が性的な目でしか見られていないのもあんまりいい印象ではなかったです。

「ロス・マクドナルドは黄色い部屋の夢を見るか?」 法月綸太郎
本格ミステリとは言い難いけれども、本格を期待せずミステリファンが読んだらオチでにやりとできると思う話。本格にこだわらなければ上手な一編だったと思います。推理の部分はクイーンファンののりりんらしく仕上がってました。

「声たち」 若竹七海
これは本格としても上手かったと思います。
素朴な仕掛けのオチが来るので、気付けなかったことが悔しいやら、でもその悔しさを味わうのが嬉しいやら複雑です(笑)
声、というネタの使い方がまた面白かったです。

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