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『十角館の殺人』 綾辻行人 

伏線の張り具合と使い方が弱いこと、トリックに難があること、『本格ミステリ』を標榜する作品にしては最後の種明かしのときにはじめて出てくる情報が多いことがやや不満でした。犯人の正体への驚きはあった。でもちょっと反則だと思う。
文章は軽めでたかたか読めます。個人的には軽すぎた感アリ。
また古典ミステリ作家さんの名前を登場人物の一部に冠しているため、多分ドイルやカーなど英米の古典作家さんの名前くらいは知っているというような初心者本格スキーさんなら楽しめるのではないでしょうか。
私はエラリイが大好きなので、逆に不愉快でした(笑)本作に出てくる『エラリイ』が原作を侮辱するほどひどいというわけではありません。むしろ特徴は掴んでた。でも各作家さんのファンが読後いい気分になるとはあんまり思えません。
処女作ということで前半の難は割り引いてもエラリイは譲れんです(笑)ご本人も本格スキーさんだけどさ!知ってるけど!
『エラリイ』『ポウ』『ルルウ』というハヤカワミステリ訳(だったと思う)の表記は好きなので嬉しかったです。

鮎川先生の『解説』がよかったです。
私のような稚拙な読者による罵詈雑言や、叩くだけの書評に対する的確なツッコミ爽快でした:*:°(…でも中身にはあんまり触れてなかったよね!)

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