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『明治・大正・昭和政界秘史―古風庵回顧録―』若槻/禮次郎 

大蔵省系に勤めながら立憲同志会→民政党に所属、首相も務めた若槻禮次郎さんの往年の回顧録です。執筆の途中でお亡くなりになったそうで(;;)未完成なのが残念。ほとんど書き終えられてはあるのですが。

政・軍界どちらの人間も出てきては財政の交渉をして行きますね。
また、禮さんが無理な予算をやめさせるべく交渉をしていることもあります。あくまで彼の目から見ているからかもしれませんが、無い袖は振らない姿は格好いいです。
少数派党は大変なんだな、というのが感想の二点目。
金銭・人数・党員の人心掌握に苦心する幹部たちの姿が…でも犬養さんほどはお金に困ってないように見えた(笑)実際のところどうなのかわかりませんが、…民政党の皆さんも自慢のコレクション売ってお金作ったりしたんですか…(聞くな)というか各党の財政事情が数字で知りたい今日この頃。
あと割とハラケーはどこにでも出てくるのかな。(…長いこと政友会仕切ってたから?/笑)この本にもいらした。嬉!
政治家の評価って本によって結構違うのに、原のイメージや評価って大きく変わらないのが面白い。このわが道を行くクール&ドライっぷりがたまらなくてよハラケー…!

愉快なエピソードというより、後世歴史の研究や政治に役立つような、政治の転機転機にあったことが選られている感じです。
淡々とした語り口、時々の思考の柔軟さから、執着心は強くないけど芯にしっかりしたものを持った人という感じが致しました。
巻末には学者さんによる、史料を並べながらの若槻論も展開されており、本文中にある記述(記憶)の間違いが訂正されているのが歴史初心者にはありがたかったです。今まで読んだ本の中で一番長い解説だった気がする…(笑)

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