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『九尾の猫』 エラリイ・クイーン 

<後半に引用有>

原題は『CAT OF MANY TAILS』なわけですが、この題に訳した訳者さんにはお見事と言いたいです。

クイーンと言えば、『初期は論理後期は心理』、の通り、心理描写が秀逸でした。
はっちゃけトリックや犯人というのは解りやすいし、初期の論理的なクイーンを愛していたら文句を言いたくもなるかもしれないお話です。本作をクイーンの手始めとして読んだら絶対他を読もうとは思わないでしょう。でも、順番にエラリイのシリーズを読んできたエラリイスキーならこの話を胸にとめておかない筈がない。
前作『十日間の不思議』を引きずりながらのエラリイは痛々しかったです。最後は読むのが辛かった。

登場人物には、久々に腹を立てました(何)最近魅力的でスキスキーって思うような人ばかりだったのになぁ(笑)
ジェームスとセレストの無駄に若さ溢れるラブラブカップルがね!(笑)傷心のエラリイの傷口に塩を塗るような真似ををを…っ

「戦争がはじまってからは、わしは新聞を読まん。新聞は苦しみたい人のものだ」。
至言だと思います。
政治を読めば国の先を憂わずには居れない。いつも誰かが死んでいる。怪我をしている。新聞は痛いです。

九尾の猫 (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-18)九尾の猫 (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-18)
(1978/07)
エラリイ・クイーン

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