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『坂の上の雲』 司馬遼太郎 

キャラの魅力を認めつつ、戦争は繰り返してはならないと尚言えるだけ判断力のある人には是非読んで頂きたい作品です。
というのは、下手をしたら戦争肯定に転びかねないくらい登場人物(主に軍人)が非常に魅力的に描かれているのですね。きらきら憧れちゃうくらい。でも憲法九条で首の皮一枚戦争を避けてる現代において、戦争の悲惨さを肌で知ることができるのもこの作品の力です。どれだけアカンことか、というのは知る必要があると思います。この作品は情報量が多いので、考えさせられもしますし。
戦争を正当化することは絶対にできません。ただ好きな人物に関して、「アンタのせいじゃないよ」って責任をのけてあげたくなるのは私にもありました。コレめちゃめちゃジレンマなんですよーでも結局責任は軍部・政府・国そのものにがっつんあると思います。転嫁も見逃しもできない。あとは明治初期の戦争に関しては日本の負うところもあるとしても、欧米諸国の帝国主義に負うところはもっとあると考えてます。
また、司馬さんは描写をあまり曖昧にしておかないので、死傷者が『数』と傷の『状態』で描かれます。読むのが辛かったです。特に203高地(陸軍)の部分は。伊地知の視界の狭さを許すことはできないよ。そりゃ児玉さんだって寿命縮むよ。
その分作品の前半、主人公の秋山好古/真之兄弟&正岡子規の関係や幼い頃を描いていく部分と子規の死までは戦争戦争してなくて気楽でした。各エピソード可愛いしね!!ほんまに!!(熱)のぼさん(子規)の病状は目を向けるのが辛かったですが;のぼさん強くて真っ直ぐで大好きー。
あと乃木と児玉は普通にコンビで大好きです。
因みにピンでめろめろしたのは真之と好古にーにとのぼさんと貫ちゃん(※鈴木貫太郎)と児玉とノギノギ(※希典)と巌さぁーv(多)ほとんど元々知ってた人なんですが(死)司馬文で読んだら益々キューン。おっとこまえ過ぎるぜよ!

この頃の列強各国+日本の民族性・国力・性質・内政状況・関係が知れる。特に戦争相手のロシアと清の状態に関しては詳しいです。次点が英米。ドイツ・フランスは比較的あっさりかな。
明治時代の日本人の気質についてはもう昭和・平成とは別物のよう。『国家』という新しい持ち物のために国民みんな真っ正直に突っ走ってる感じ。
精神や肉体の強靭さにひたすら驚かされました。

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