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『クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い』 西尾維新 

数多の分野の天才少女ばかりが集められた島で起こった、密室+連続殺人事件。
天才のひとり、玖渚友の付き添いとして島へやってきた語り部の「ぼく」が、一見不可能な犯罪に挑戦する。
バイオレンスでサスペンスでミステリアスなエンタテイメントです。
可愛い女の子が好きな方、若干過剰な相互依存がお好みの方にはキャラクターだけでも楽しめるかもしれません。(正に私は後者)
祝文庫版発売。

最近比較的キャラクター造詣が「ふつう」な話を読むことが多かったので、ラノベ・漫画的なキャラクターの立ち方に一瞬ひるみました。
また、気取りとも取れる装飾過多な筆致もあまり好みとは言えず、投げずに読めるだろうかと不安になりました。

結論としては杞憂でした。
鬱陶しくない「ミステリアス」を描くのが上手いというか、このハコの中でこの個性的な人たちがどんな事件に巻き込まれてそれがどのように収束するのかが気になってしまってどんどん先へ進みたくなる。
アリバイや状況証拠から筋道立てた推理をしようとする様子は本格っぽくもあり、論理を綺麗に組もうと試行錯誤する部分が個人的に楽しかったです。
あと警察不介入状況の作り方が自然だったと思う&タイトルが上手い。なるほどね!
登場人物が推理小説的状況を認識していることや、三つ子に関するいーちゃんの言い分もそうですが、メタミスの要素は充分にありましたが。
影響を受けた作家=京極・上遠野・森さん
超 納 得
筆致や作風からもんのすごいわかる。
あんまり解りやすいので、この方たちを先に読んでいる・お好きな方にはちょっと不快な場合もありそうです。私は若干そうでした。あとがきや章の始め方などをあんなに上遠野さんに似せる必要はあるんだろうか…。

などと言いつつも、トータルとしては楽しく読ませて頂きました。
引き続きシリーズ制覇を目指そうと思います。

クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫 に 32-1 西尾維新文庫)クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫 に 32-1 西尾維新文庫)
(2008/04/15)
西尾 維新

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