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『【図解】世界のしくみ』 細川徹 

+イラスト:五月女ケイ子
ネタ本です(笑)笑い時々引き(何)下ネタもそこそこアリ。シュール(笑)
私は『ガッツ石松脳内すごろく』と『愛の世界』がスキデスヨ★(笑)

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『斜め屋敷の犯罪』 島田 荘司 

ファンの方はご遠慮下さい。駄目出しです。


初トライした島田さん作品だったわけですが、ちょっとツッコミどころが多すぎました。つまり論理的穴ですが。
不確実な要素が多すぎる。メイントリックの難もありすぎる。無理じゃないですか? の世界じゃないです。無理だしこれだと犯人とてもヌケた人になっちゃいます。頭のよさそうな人物造詣をなさってたにも関わらず。
何故だか推理と犯人の話を聞くシーンの空気も軽すぎて、これはギャグ小説なんじゃないかと思ってマジで笑いました(オイ)うん素で。別にあざ笑ったんじゃなくホントにそのとき愉快を感じちゃったんですけど。でもここでそれはおかしいやろう;
これで『読者への挑戦』は言わんで欲しい。思わず自分でフォローしたくなるほどアンフェアと思われる点があるのに(っていうか作中に作者がツッコミに現れるのもどうよ)、書いちゃうなよー…そこは新本格作家としてのプライドじゃないんスか。他にも色々アンフェアでしたから。
ちょっと…ドンマイ?(笑)

因みに刑事が尾崎と大熊だったのはやっぱり尾崎と大隈にかけてるのかな(笑)深読みしすぎ?
探偵役御手洗と助手役石岡は、ミステリにはよくあるパターン過ぎて個性不足の感アリ。
榎木津に被っちゃってる気がしてあんまりいい印象にはならんかったです。榎木津(+関口君。石岡のスタンスが関口に凄く近い)に比べたらキャラ立ちも浅いです。
つかシャーロックの亜流的なキャラはそれこそシャーロックが流行ったあとからばかばかいました。
シャーロックでさえデュパンの亜流といわれちゃえばそれまでです。
今のミステリだってその流れだと私は思うわけですが、それでもメルカトルはメルカトル、京極堂(もしくは榎木津が近いか)なら京極堂、火村センセは火村センセ、とそれぞれ色が違うんですよやはし。
この「御手洗潔と石岡君」は、なんだかこういう新本格のシャーロック的な探偵さんを全部ごちゃって榎木津+関口エッセンスにちょっと偏ったような(どんなよ)「ありがち」という意味での没個性さがあったように思います。
うーんうーんでもこの作品は他と比べても大きくユニーク度の高い一作のようだから、他を読んだら評価も変わるかなぁ;

『吾輩は猫である』 夏目漱石 

面白い…!わー!やっぱり夏目先生凄いや…!
もっそこかしこで言われてるんで今更ですが、やはり言葉のリズムのよさが心地よいです。
大体日露戦争前後の作品なので、時事ネタがわかるのも面白さを上乗せ。ホントに坂上を読むと明治が解りやすくていいなぁ。
しかも連載が子規没後の(;;)虚子率いる『ホトトギス』!トキメキキュン!
子規のことも一箇所だけネタになっていてとても嬉しかったです。忘れないでいてくれてありがとう。
虚子の性格はちゃんとつかめていないけれども、どんな気持ちで読んだのかな。
割とノリのいい後輩ってイメージはあります(何)
伊藤(博文)も確か一箇所ネタにされています。東郷さんなんか一回じゃないし。日本語の上手さだけでも充分満たされますが、ネタがわかればもちろん更に、です。

迷亭君が大好きです(笑)もうかわええやらかっこええやらセクシーやら愉快やらーvv迷亭君が出てくるたびに色めき立ちましたから(死)
多分私は心底夏目先生の描く『高等遊民』が好きなんでしょう。
ミステリアスで、おちゃらけていて、その底の読めなさがたまりません。
おそらく“迷亭”は「酩酊」から来ているのでしょうな。最初は二葉亭四迷の方かと思ったのですが違うらしいです。
続編があったら絶対読んだ。パスティーシュでさえ今読みたい(笑)
でも『吾輩は猫である殺人事件』は私には多分読めないのでした。メタミステリなんだもんなぁ…(笑)

『五稜郭を落とした男』 秋山香乃 

最高でした。
長州の誇る『小ナポレオン』山田/市之允の幼少~明治初年頃までを松陰先生・久坂さん・高杉さん、そして他の長州藩士たちとの交わりの中で描いています。
時々会話ばかりで地の文がなさ過ぎて心情や状況が伝わりにくいことがあったけど、そんなものどうでもいいと思えるほどぐいぐい引っ張る力がありました。もう丁寧に読むのがこらえられなくて急いでページをめくってしまって、勿体無かったなぁと今更(笑)
明治~大正の政治家伝記ばかり主に読んでいたので、幕末への認識もかなり新たになりました。事実だけーとかウロな又聞き話だけ知ってたことなんかを確認したりして。
明治維新というものの複雑さが端的に解った。
作中たくさんの人が市の横を抜けて死んでゆく様がとても切ないです。

司馬さんよりもするする読めます。それから、登場人物みんなのキャラクターが立ってて掴みやすい。
それらの人たちが交わったり離れていく様に一喜一憂させられました。
高杉さんが神々しい…!!!凄いイイ高杉さんでした秋山先生大好き!(落ち着け)うけすぎ!(待て)
やっぱりあなたは甘えんぼでさびしんぼでえばりんぼだよね!(愛です)
市と誰か、というつながりもほほえましいやらカッコいいやら愛。
市と弥二郎(品川)とか市と高杉さんとか!あと市とガタはすごいガタの性格出てた…(笑)笑う。
市と桂さんは明治への流れを感じさせます。
この桂さんを見たお陰でようやく、「木戸さん」と「桂さん」が繋がりました。今まで何故か妙な違和感があったので。繋がらない感じが。
桂さんは思ったより白いひとじゃないや(笑)
そしてそれ以上にせごさぁ黒いなー!(笑)
大久保・西郷も好きです(何)

『倫敦暗殺塔』 高橋克彦 

初期明治政府が絡んでくるミステリ。
既知の登場人物は、井上(馨ちゃん)・伊藤(博文)・山県(有朋)・末松(謙澄)・矢野(文雄)・チラリズム原(敬)。わー!愉快な面子だ!!(笑)
しかしキャラ作りにやや私は物申したい…!(笑)(乙女の夢なので真面目にはとらないであげて下さい)(オイ)
馨ちゃんとブミがよそよそしい気が(笑)もっとこの子らはウキウキとさ…! 「ドンマイ俊輔!」「オッケー聞太! ヒュー!」くらいの勢いでいいから。(元老?)
親友だったってところは書かれてたけど、二人の空気からは伝わってこないのが寂しい。
こんなアホノリにしろとは本気には言わんので(そりゃそうだ)もう少し信頼し合ってる盟友、な空気を出してほしかったです。
あと馨ちゃんは『真面目でカッコいい』タイプというより、『豪快でカッコいい』人というイメージがある&表舞台より政界の裏で飛び回るのが得意、っていうのは合ってるかどうか私にはまだ判断つかないけど、政友会ツブしとか首相選びの圧力かけとか割とおおっぴらにやってたイメージがあるのでやや感じ方にズレが(笑)
ガタが明るい(激怖)外向的なガタ…!笑顔を振りまくガタ…!
時折ほのみえる陰険さが彼らしいといえばらしいですが(酷)
でもブミ・馨ちゃん・ガタの中でガタが一番陽気な男に見えるって物凄いな(笑)
末松さんがヘタレてる(何)
この人もっと頭いいと思うんだけど;
話(推理)を円滑に進めるためだけに頭の回りがよくない人にされちゃった気がする。悔。
あともっとお義父さん大好き! さをプッシュして欲しかっ(殴)
原さんが弱すぎる(何2)
日記でクマさん(重信)をこき下ろすわ面と向かって陸奥先生(宗光)に逆らうわ、言いたいことは言わなきゃ気がすまない彼がブミ・聞太・ガタの前に出たくらいで緊張するだらうか。(笑)ちょっとくらい大人しくするかもしれないけど(原を何だと…)
しかもあのチラリズムな出演の仕方は一体。
はっちゃけ出てこなくても一向に話の進行上問題なかったと思う。や、私には嬉しいけど。(ピンポイントサービス?)
矢野も同様。多分彼の手紙が引用したかったんだと思うけど、別にあんなに矢野矢野書く必要はなかったんじゃ……?(笑)
面白いですが。矢野にビビりまくりの政府人たちが(笑)

ミステリの出来としては個人的にはイマイチ。
やり方が限りなく実行不可能だし動機や伏線の引き方が上手くないです。裏拳ツッコミかけたいところが割とあります(笑)
舞台設定と、歴史的事実への即し方は凄く面白いと思うのですが。
フィクションなのかと思いきや、かなり史実に基づいているのですよね。そこには感服でした*
政府の実情をほとんどオープンせずに叩き過ぎてる印象アリ。
この頃の国民や士族の窮状は本当だし著者さんの維新批判(主張)も解るんですが、政府側の事情ももう少しないと不公平じゃき。
というのは自分がこの頃の政府が好きなもんで言える話なんだろうけど。
でも頑張ってた子らのことも流されちゃってたのがちょっと悲しかった。

『はじめてのドイツ語』 福本義憲 

うちの学校のドイツ語授業の何がおかしいって文法事項をしっかりやらないんですよね。
NO★A式で、ひたすら喋ってたまに文法の話、基本的に文法とかおいといていいから教科書丸暗記! という感じ。
それじゃアカンと思うわけですよマジで。応用も利かないし。
小声で言いますが、自分でも相当努力のできる人でない限りN★VAやイーオ☆で語学を身につけるのは難しいと思います。複数の経験者は語るのでした(笑)
語学は口からと文法からのバランス+反復学習だと思うんですけど口からしかやっちょらんじゃー身につくモンもつかんわー!!(ここでキレられても)
文法と反復は自分でやれってんならやるだけの余裕を頂きたいんですが。
そんなことやってたら置いていかれちゃうようなスピードで進められても覚える速度がついていきませんから。
……てなわけで、気になって仕方なかった文法事項を確認すべく借りてきました(笑)
はっちゃけ語学関係真っ白なまま読んだら難しかったかもしれませんが、基礎知識があればとても解りやすくなります。
アルファベットや発音の話から始まって文法の基礎(現在完了とか)・造語の作り方くらいまでやってくれています。
ドイツ語特有の用語や活用は繰り返し繰り返し示してくれるor関連ページを書いておいてくれるので、先に進んでも確認がしやすい。
活用表も見やすいです。コピーしたいな。
語り口が優しいことも好感でした。誤字でなく。
たまに愉快なジョークが飛ばしてあって、山田君という名のクラウス座布団一枚!とか叫びたくなります(何で)でもホントに電車の中で吹きだしてしまいました(笑)
他のドイツ語基礎本と読み比べてみてから購入するやもしれません。

『ラインの河辺』 犬養道子 

30年くらい前に雑誌連載されたエッセイ集。ドイツ住まいの著者のドイツレポート、と思いきや、もっと政治的な雑誌に載ってもいいんじゃないの? ってくらい問題意識が強いです。さすが道子さん。
長くヨーロッパに関わっている著者が、日本に対して遅れているところやおかしいところをがっつん指摘してくるので、言い過ぎなんじゃーとかそれはすぐには難しいッスよ……とか思ってしまうのですが、仰っていることにはほとんど頷けます。
というか思わされてしまうんですね(笑)この人の論調にはそういう強さがあります。
も、おじいちゃんを思わせまくり……!(熱愛)
解説の高橋健二氏も仰ってますが、お父さんよりバリバリお祖父ちゃま(笑)似ですな道子さん。お顔の目元も若い頃の毅さんソックリだと思ったけれども、こーの筆致はどうよ……! 毅さんが現代語で書いたらこうなるんじゃないのってくらいノリが似てる。
確固とした言いたいことがあって、それに対して身近な例を大仰なくらいがんがん論拠として引っ張ってくるから、反論したくてもする隙がない。そして辛口(笑)行動や性格もおじいちゃまを思い出させる。もうキュンですね!(待て)
ヨーロッパの文化を褒めて褒めて、日本のこういうところはおかしいと仰るので、欧州偏重でアンチ日本のようにも取ってしまいかねませんが、むしろ道子さんは日本が大好きだから言ってくれてるのですね。
基本的に『欧州のよいところを見習いなさい。でも欧州文化を全部そのまんま日本に取り入れるなんてバカげてる。日本のよい文化をほいほい捨てている現状は頂けない』という立場のようですし、直したり取り入れたり残したり、上手に取捨選択してよりよい日本になって欲しいという気持ちが端々に見えます。
そんじょそこらの政治家よりよっぽど国民のためを思ってくれてますぜよ(笑)道子さん総理になろうよ(え!)
高校入学してすぐに担任に言われた、『伝統と因習』の話を思い出しました。
「伝統と因習の違いってわかる? 伝統は残すべきよいもので、因習は変えなくちゃいけない悪いものです」。
道子さんの言いたいのもコレなんだと思います。
ただ欧州文化をまんま取り入れたことの原因を明治に見るのはちょっとお門違いだと思う。
明治初期の人が自国文化を愛でるままでいられなかったのは欧米諸国の帝国主義のせいで植民地にされかかってるわ不平等条約の改善のためにさくさく『近代化』しないといけないわで焦ってたからでしょう。国民の抵抗も無論ありました。
しかも『欧米化』なんてはじめてで勝手がわからない。まずはとにかく取り入れてみるしかなかった。取り入れて合わなければ日本ナイズトしていた。
問題はその後ッスな。
日本ナイズトもなーもせんで欧米のものはよいものだと無条件に取り入れて、国民も抵抗なく生活に根付かせちゃった戦後~現代がアカンと思うのです。
明治の教訓を以て他国文化取り入れに挑むことはできたはずなのに、どうしてこうも節操なく欧米化をすすめてしまったのかなー。侵略される恐れもとりあえずはなかっただろうに。
不思議です。
その反動のように今和ブームとか言ってますが、そもそも自国の文化が『ブーム』になるってのはおかしくないですか(笑)

しかし30年以上前に道子さんが指摘なさっている問題の数々が、現代の日本でさえほとんど解決されていないことが痛いです。
図星図星で苦笑いしか出来ない(笑)
道子さんの面白いところは、そういう日本の現状を『政府のせいだ』とは一概に言わないところ。
政府のせいだ、政府が何とかしろ、と言ってしまうのは『政府に“権利”を丸渡ししてしまっているだけ=政府の力が強すぎるとは言いながら、その力を上乗せしていってしまってるのは自分たち』。
県政、市政、町村政、もっと小さく国民ひとりひとりが、多少のことなら国任せより自分で改善の努力をすることで、政府に余計な力を持たせないようにするのも大事なのでは、と提起する。
日本人って政治に興味ないからねェ(笑)私だって詳しくは無いですが。
だってオランダのEU憲法批准投票は投票率60%以上あったのに、千葉の知事選の投票率は30%もなかったんですよ(笑)国と県じゃ規模が違うといっても選挙は選挙、二分の一以下です。
普段関わらないから、政治なんてよく解らんから国任せになってしまう。つーか言えば面倒なんだべ。結構イライラするしね国政追いかけ始めると。
そういう国民をかかえてると、デモやクーデターや政権おろしは大して起きないし対外問題ごちゃごちゃしても(今の日中日韓関係とかね!)国民大人しいから(海外メディアもビックリですよ!)政府としちゃあ楽でしょうが、それじゃーなんもよくならんよね。どうしても福祉とか後回されるもんね。
例えば民主党がが好きなら民主に投票すればいいけどその中でも福祉関係に力を入れている人を選ぶとか、『選挙をする』ってことをまず学ばないとアカンやろ日本人。
国政は人生に関わってくるって肌で感じないとアカンやろ。
昔の日本人は命がけで投票しようとしたってのに退化しちょるがね(笑)せっかく制限選挙じゃなくなったのにね。

政治的なことは脇においても、日独(日欧米)比較の視点で書かれてるので、何らかの形で日独比較をしてみたい個人的にはたくさんの面白い『違い』=テーマのネタを頂きました。
家具、町並み、福祉、気候や考え方etc.
道子さんのいた頃と現在との違いも気になりますv

数箇所出てくる『祖父の話』『父母の話』が嬉しかった。
好きじゃき!

『伯林―一八八八年』 海渡英祐 

題の通り1888年のベルリンを舞台にしたミステリで、江戸川乱歩賞受賞作。
『舞姫』(森鴎外)を読んでいると二倍三倍楽しいです。
なぜなら主人公が森林太郎こと森鴎外なのですね。舞姫における豊太郎です。エリスも出てきます。(笑)
舞姫からのイメージが強すぎて、エリスに熱烈恋! な豊太郎と林太郎とのギャップに少し戸惑いました。
でも、アンタホントに彼女のこと愛してるんですか! と思わずツッコミたくなる恋愛への姿勢は同じでした(爆)おいおい林太郎……みたいな。(笑)
この頃のドイツには日本人もたかたか留学しているので、知ってる人が脇を固めているのも楽しい。
北里柴三郎、西園寺公望(キュン!)、福島安正さんあたりが既知でした。あと出てこないけど青木(周蔵)と品川(ヤジさん)の林太郎による品評があって笑った。あっはっは。青木→品川→西園寺(全員駐独公使)だんだん品がよくなって来てるってさ!(何気にきついな)
そんな日本官僚はともかく、ドイツ官僚は案の定どこまでホンモノかわからんでした(笑)
この本に出てくる血縁関係とか秘書官とかどこまで合ってるんだろう。
もーー少しビスマルク(とその周り)の出てくる小説か伝記を読みたいなー;
でもカッコよかったですビスマルク。やっぱりアンタ好みっぽいよ!(笑)
既に七十代の彼が登場してあの活躍ぶり。ドイツの人が読んだら怒るような気がしてちょっとハラハラ。
でも同じことを多分日本は明治維新の元勲たちなら誰がやってもおかしくない…!
明治維新の元勲ズと生い立ちというか生き方の流れが似てるんですよね。ちょうどドイツの騒乱期にいたからなのでしょうが。
若い頃はヤンチャ(というかおイタ。攻め上ったり決闘したり激しいな!)もしたけど長じては老獪な政治家ってところが素敵です。
つーか坂の上の雲にいたモルトケさんってビスマルクと一緒に鉄血政策した人やったんか…!そりゃあヒーローだわな。納得。

ミステリとしての出来も決して悪くないです。
シャーロックやクリスティを髣髴とさせるレトロな空気に妙なデジャヴー(笑)
人から手がかりを引き出すやり方が凄くその辺の古典の海外ミステリを思わせます。好きですv
しかもその謎と謎を解く鍵を経て、『林太郎』が『森鴎外』へと成長していく様が鮮やか。
著者が鴎外という人を語った最後の数行がガツンときました。

『時計館の殺人』 綾辻行人 

今まで読んだ綾辻作品の中では文句なく一番。
館シリーズ中のどれよりも伏線に綺麗にカタがついて、どれよりも論理がしっかりしていました。
トリックも雰囲気作りもこれが一番。
不気味な空気が絶えず漂っていてちゃんと怖かった。
だんだん文章が上達してきているなぁ、と、めためた僭越ですが思いましたです。
しかし館シリーズで書くのは大変だろうと思います。
警察機構の介入がない・『そして誰もいなくなった』の変形・抜け穴の存在etc.が前作必ず条件としてあるし、読者もそれを知って読んでるから、突拍子もないバリエーション作るのは難しい。
三作も四作も続くとやっぱり「またかよ」感は出てきてしまうので、それでも尚面白いものでないと読者がついてこないんじゃないかと。お疲れ様です(何様)
でも時計館は長さに対してちゃんと面白かったのでオッケーオッケーですよ!


あとやっぱり島田さんはフェロモンオヤジだったネ★(待て)
江南くんアンタグッジョブ!江→島グッジョブ!(イイ笑顔で)

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