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『憲政の人・尾崎/行雄』 竹田 友三 

著者さんの職業=先生が非常によい味になっていた一冊でした。
一に、若い世代に尾崎に興味を持って欲しいという意識で書かれてるから読みやすい。
割と尾崎に関係ない政治の流れも書き込んであるのでたまに飛ばしたくなりましたが(笑)、かっちかちの政治エピソードだけじゃなくて突っ込みいれたくなるようなネタエピソードも盛ってあります。
二に、視線が『先生』であり『父親』で、とても愛を感じましたv
うちの不肖の息子です、色々欠点もあるけどいい子なんですよ。見守ってやって下さいね。みたいな(笑)
当時の新聞なんかで叩かれた尾崎の進退も、『でもこの人も人間なんだからいいじゃないか』的な大きな器で抱擁してくれていて気持ちがよかったです。
同じように他の明治・大正期の政治家さんへの目線も暖かいです。
しかし太平洋戦争を経験した世代でいらっしゃるだけあって、犬養さんが亡くなった後くらい=軍閥の台頭辺りからは手厳しいです。時の日本を引っ張っていた人たちに対して。
憲政の人・尾崎行雄

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『ドイツ人のこころ』 高橋義人 

『ドイツ的とは何か』という問いを考えるのに必要な要素として、ドイツ人の好きな5つのものを挙げて、論証と解説をして下さっています。
その好きなもの5つは、
①ライン河、特にローレライ
②菩提樹→日本人にとっての「桜」、聖なる樹
③南国イタリア→暗く長い冬のあるドイツから見て、楽園のイメージ・憧憬の対象
④クリスマス
⑤森
でした。
多くないページ数で読みやすく完結にまとまっていていい感じですv
時代背景も丁寧に見て行ってくれるので、ドイツ史(西洋史)初心者にもわかりやすい。古代~現代まで話題に出ています。
知らない風習や、日本の感覚とは違う言葉の定義など、意外な事実も盛りだくさんでがんがんメモを取りましたv
ていうかドイッチュとイタリアが絡み合う③が非常にトキメキ…!!!(笑)

『戻り川心中 連城三紀彦傑作推理コレクション』 連城三紀彦 

『花葬』シリーズと題された、花をモチーフにした短編ミステリ集。久々のスマッシュヒットでした。
これはもう私がどんなに説明をしようとしても巻末の解説の二番煎じになるだけなので、ぴたりとこの1冊を表現したその解説から引用させて頂きます。
>以下引用
ひとことでいえば、「花葬」で読者が出会うのは、自分たちが作品を読み進みながら、しらずしらずの内に作り上げてゆくその小説世界のイメージが、根底からずらされ、あるいは一気に覆される衝撃なのである。ミステリーと恋愛の結合、というよりも、ひとたび読者の心に像を結んだ「恋愛」が、ミステリーの仕掛けによって全く別の姿をあらわすような小説。どの作品にも、情緒に濡れた印象的な場面が展開されてゆくが、それは最後にいたって異なる意味を与えられ、自分は一体これまで何を見ていたのかという驚きが取って代わる。
>以上引用
これに全てがまとめられています。
紋切り型のミステリではないのです。有栖川・綾辻・京極etc.諸氏の(新)本格ミステリにはある種のパターンがあります。だから、「いつものパターン」に沿って考えれば、大体の筋が読めてきたりするのですね。本格だったらこういうネタはありえない、ああいう展開にはならない、っていう消去法も使えます。
でもこの作品群は本格でありながら、そのパターンにハマらないのです。
それでも、短編集だから数を読むうちに『連城先生のパターン』になれてくるかな、と思ったのですがそうもならず、1冊通してどの作品でもあっ、という驚きを頂きました。久しぶりの感覚です(笑)
読み進んでいる間に出来たイメージが、最後には全く違う角度の切込みで崩されます。
再読に堪える、というか再読せずにはいられません。
「ホントにそういう見方で読んでも矛盾しないのか?」と確認したくなってしまうのです。
そしてもちろん矛盾していません。
日本語の選び方が上手いのですよね。
思わず連城先生が狙ったとおりの絵を思い描いちゃうんだけど、最後まで読んだ後で戻ってくると、違った絵としてちゃんと読める。
読者を騙すテクニックが一枚も二枚も上手です。
だもんで、最初は装飾的な文体に辟易しかけたんですが(笑)全く気にならなくなりました。
もうひとつこの作品群が私のツボに来た理由に、時代が近現代に設定されているということがあります。
明治~大正頃…!大好き!
『伊藤ヒロブミが暗殺された年』とか『●●戦争の前年』とか言われると、ときの政府人たちが思い出されて楽しくてたまらんです(笑)
その時代設定の使い方もお上手です。
「菊の塵」がそういう意味では一番上手いと私は思いました。
が、この話は、私のような微妙にあの辺マニアが読むと、登場人物の素性を読むだけである程度犯人と被害者と動機の見当がついてしまうのですよね…それでも楽しめますが。
もうひとつ、「夕萩心中」で扱われている事件は、多分大逆事件をモデルにしたものでしょう。
とすると本当は時の内閣は桂たろさんで、内相後藤シンペーたんなんですが、内相が薩摩人に代わって話が出来上がっているあたりに連城さんの近現代史観を見た気がしました。
ダメ政府、ダメ藩閥、維新で負けた人たちを思いやろうよ、つか維新のあの強引さはちょっと頂けないよ、という方向かなと。「菊の塵」でも思いましたが。
少し政府擁護をしてあげたい気持ちになりました…(笑)

動機も、過程も、全てが美しくて気持ちいい1冊でした。

『【講座】現代キリスト教倫理1 生と死』 神田健次編 

『生命倫理とキリスト教』という授業で紹介された参考書。…のため、感想+意見になります。益々レビューとか遠いなオイ!(…)
一応賞味期限のある理系本かと思うので(技術は日進月歩だからこの本にある『最新』が既に過去になってる可能性がある)発行年は1999年7月25日と示させて頂きます。
タイトルの通り、複数のキリスト者(この、『キリスト教徒』とかじゃない言い方が面白いと思う)さんがキリスト教的な視点から、現代の科学的進歩で人間の生命に関していろいろ出来るようになっちゃったけどそれって倫理的にいいの? という話をなさっています。
とはいうものの、キリスト教の、以下に書きますテーマについての関わり方を全面的に肯定しているわけではありません。歴史と現状を踏まえた批判がなされているのが好感でした。宗教色が強すぎることもなかったと思います。
むしろキリスト教の教義に基づいた諸問題の捉え方と、これからの取り組み方に対する提案が新鮮でした。
また、扱われているテーマも生命倫理に関する主だった問題を詰め込んだ感じで、浅く広いのが生命倫理への入門書としてお役立ちです。
各テーマ『概説』→『キリスト教的視点』という流れだったので、ここから興味のある分野により深く入って行けそうです。
ただ分野が分野だけに欧米偏重の色は強かったです。日本のこれらに対する取り組みが遅れているのは本当ですからこの本は別にこのままでいいと思うのですが、欧米医師こそ最高だという考え方が植えつけられかねないかと。
他の本などで、日本医師の美点or欧米医師の欠点も知っておきたいです。国民性の問題もあるし。

さて扱っているテーマ。長くなりますので『追記』に分けます~。

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『地蔵坊山伏の放浪』 有栖川有栖 

かっちかちの本格ミステリではなく息抜き的な小話集です。
山伏といううさんくさい「探偵役」と、星新一さんのショートショートのような空気が大掛かりなだったりちょっと現実的でない仕掛けを許していると思います。
登場人物もコミカルで人がよくて憎むに憎めません。和みます。
戸川さんの解説もよかったです。最終話の解釈とか、戸川さんだからこそ書けたという感じがしました。
もう地蔵坊の解説というよりこの系列に連なる作品の系譜解説になっています。お流石!

山伏地蔵坊の放浪 (創元推理文庫)山伏地蔵坊の放浪 (創元推理文庫)
(2002/07)
有栖川 有栖

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『幻想運河』 有栖川有栖 

本格ミステリ的を期待して読んでしまったので若干消化不良でした。
雰囲気は好きだけどそれだけだった感があります。

作品のつくりと登場人物が行うバラバラ殺人考の問題提起点が京極先生と被ってしまってた気もしました。
パクリと叩かれそうなほど同じじゃないけど似てしまっているような…『魍魎の匣』+『狂骨の夢』。
後者(殺人考)は、出される答えは違うんですけれども最初に考えたことが一緒。
二人の作家さんの考え方が似ているのか、話の流れとしてそういうバラバラ殺人に対する視点が必要だったのか。

幻想運河 (講談社文庫)幻想運河 (講談社文庫)
(2001/01)
有栖川 有栖

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『それから』 夏目漱石 

夏目先生の日本語が大好きです。綺麗。
冒頭でここまではまり込まされた作品は今までにないです。最初の数ページ、もっと突き詰めたら2ページ分くらいが物凄くツボでした。加えて一番最後。『それから』の中で私が一番だと思うのはこの終始部分です。
主人公の性格のためもあるのか、どこか幻想的です。そういうところも好きです。
新聞連載当時の時事ネタが多く作中に織り込まれているのも日本史スキー的に美味しい。日糖疑獄事件とかね! 国民党の改革派が関わってることが発覚しちゃったスキャンダル。ちょうどその時改革派と非改革派が争ってて党除名されかけの憂き目にあってた非改革派の代表@犬養さんだけどこれをきっかけに両派和解でどうにか党に留まり、また国民党に犬養ありと名を響かしめたという。

あれ後半犬養さんの話になってる…?←

それから (岩波文庫)それから (岩波文庫)
(1989/11)
夏目 漱石

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『原/敬』 前田蓮山 

日本宰相列伝シリーズ⑦。
どの登場人物に対しても、書き方に愛嬌があります。とくにやっぱり原さんには。子供の頃から話を起こしても、『未来の大宰相は~』とかやたらデカイ文句で飾られているのが可愛い(笑)
私も知っているような大きな事件にも多く関与している原さんなので、裏に蠢く人間関係と思惑の数々をすぱっと説明して頂けました。でも国民党との絡みでも古島のこの字も出てこない(笑)犬養さんは何度か、歳が近いからか政界で腹の探りあいをしだす前の話から比較に出されていましたが。『一老政治家の回想』で結構原さんと交渉をした話があった印象があるので期待したのですがやっぱりダメか…
岡崎(邦輔)もいっないな~!(笑)
陸奥のことは大事に書いてくれてて嬉しい。
まあ多分岡崎にしても古島にしても、原さんの政界生活に関与していたとしても(特に岡崎は参謀だししてないはずがないんだけど)現実問題ページが足りなかったんだろうな…。序文でも出版社からページの制限があったことが書かれてますが、本当に薄い。もう二倍くらいかけて描いてくれても全然よかったよ前田さん。削られた分が非常に惜しい。

『陰陽師 龍笛ノ巻』 夢枕獏 

『呼ぶ声の』でがっつんやられました。かっわいいなぁ晴明と博雅の会話は…!
あの会話だけでおなかいっぱいです。
そして賀茂保憲様。キャラは割りと立ってるんだけど激しい活躍をするわけでもないので好きとも嫌いとも今のところ言えません。

陰陽師 龍笛ノ巻 (文春文庫)陰陽師 龍笛ノ巻 (文春文庫)
(2005/03)
夢枕 獏

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『犬養/毅 その魅力と実像』 時任英人 

犬養さんの没後70周年記念に発売された本で、犬養さんの伝記ではなく犬養さんという人の人格を捉えるべく親しかった人物との付き合い方と、彼の好きだったものを取り上げています。
若い人なんかにもわかりやすいよう、興味を持ってもらえるよう、非常ーーに易しい筆致で書いて下さってます。読みやすいけどその分ちょっと中身が薄い。資料元に『一老政治家の回想』が多いので知っている発言やエピソードも多かったです。でも古島さんの扱いがこんなに大きい本見たこと無いので全て許せてしまう…!
犬養さんと親しかった、ということで取り上げられている人物は三人です。
一人は古島一雄。
『一老政治家~』では五・一五事件における古島自身の反応は非常にアッサリ書かれていたので寂しかったのですが、本作でやっぱり古島が激怒していたんだと解って少し嬉しかったです。
それにしても犬養の性格を本当に古島はよく把握していたんだな…。流石(笑)
だからこそ古島の章を締め括った「もしも犬養が暗殺されていなかったら」の夢は現実的で、そうあってくれていたらどれだけ幸せだったろうかと思うと切なくてたまりませんでした。

二番目には尾崎/行雄。伝記等をまだ読まないのであんまり評ぜられませんが、思った以上に犬養とは方向性の違う政治家として描かれていました。
時任先生はやっぱり犬養ファンなので犬養を持ち上げて尾崎を下げる傾向があったのがちょっと悔しかったです。どちらも好きなんじゃー。
他の尾崎評論を知らないのでどうだかですが、これはかなり犬養擁護に偏っている尾崎評価なのではないでしょうか。

三番目には孫文。
こちらは割と犬養の失敗談が大目だったような。中国の動きに対する読み違いにツッコミがされていました、が、それ以上にフォローがしてあってやっぱり時任先生犬養ファンなんだな…と…(笑)
頭山の出番が多い。全体的に名前はちょこちょこ出てきてたけど特にやはりここは。

最終章は犬養さんの趣味や、尊敬する人間等について。『好きなもの』から説き起こす犬養さん。
刀剣にも書にも西郷研究にも一生懸命真っ直ぐ全力投球なんですよね。
『日本人』に論説を載せた、という話が二・三度ありました。少しずつ親しくなった模様。『日本』の記者さんと真っ向対立していたのなら、政教社@日本人の人たちとの関係もあまりよろしくないんじゃないかと思ってたのにちょっと意外。
あと巳代治が荻生徂徠の家系らしい&犬養さん割と仲良しだってことに心から驚きました。

『ダブル・ダブル』 エラリイ・クイーン 

他殺か事故かという悩みをひらすら抱えている話。(簡略すぎだよ)
ライツヴィルシリーズ四作目。
リーマが非常に可愛くて好きでした。そんなリーマに悩まされるエラリイも可愛いです(笑)
リーマは今までのクイーン作品には無いタイプの女の子だったと思います。
今までは割と紋切り型のーというか、女性は没個性になりがちでした。
せいぜいポーラ・パリスくらいか…いやあの人にはすっごいジェラシー感じたから覚えてるだけかも…!←
でも『ダブル・ダブル』のリーマとプレンティス女史はキャラが立っていました。
「リーマ」という人間を説明した文章も深いです。
ちょっと京極さんの人物描写に通じるものがありました
一連のクイーン作品の中ではぼちぼち折り返しくらいに位置する本作ですが、この後からも益々描写が充実してゆく(という触れ込みが一般的にある)のが楽しみです。

それからこの巻のエラリイはまだハワードorサリーのことを引きずってるからそう簡単に恋に落ちたりするわけにはいかなかったのじゃないか、と思ってます。
今回エラリイがリーマに本気にならないよう頑張っていたのはそういう理由だと私は解釈しています。

ダブル・ダブル (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-5)

『迷路館の殺人』 綾辻行人 

これはようやく本格でした。本のつくりが特殊で面白いです。
どんでん返しとオチの意外さも好き。嘘も、あんまりに不可能過ぎるネタもなかった。よかったよかった(何その反応)
ただ初作と二作目で私を含む心無いマニアに叩かれたのか(苦笑)処々のミステリ観が、きちきちのロジックを否定する感じでちょっと言い訳臭かったなあと思います。それはある意味初期のクイーンを否定しますぜ。
でもミステリ作家さんは全体的にミステリというジャンルにいることに対して劣等感を持っているような気がする。
どれだけ本格ミステリとして出来がよくても純文学とか他のジャンルの作家さんや評論家からは文学的価値がないって叩かれるからな。劣等感を持った上で、「良さも認めろよ!」って主張する人と「どうせミステリしか書けないよ」って自嘲気味になっちゃう人といる気がする。
『ミステリ』って一口に言ってもすげー範囲が広いです。その中で更にハードボイルドとか本格とか分かれちゃうのです。
だから一部をちらっと読んだだけでミステリってこんなもんかと決め付けて、ミステリと銘打たれた作品は一括見下しで読まないというのはして欲しくありません。
それにミステリ作家さんたちが、特に私が読むのは本格なので本格作家さんたちが、どんだけ書くのに苦労しているのかということも知ってほしいなー…。
法医学と、事件の舞台になる土地と、トリックに絡んでくるものやことに関する知識と、警察内部の知識と、司法関係の知識と……山ーのように知らないといけない。過去作品もどんどん知らないといけない。(既存のネタを使ったらもれなく叩かれるから。)勉強して書いてもマニアな読者には重箱の隅をつつかれ、ミステリ嫌いの読み手と評論家にはミステリだってだけで嫌われる(苦笑)そのマニアたちの目をうまーくごまかしながらトリックへの伏線を引かないといけないから構成力も必要。その上日進月歩の化学技術は不可思議な謎を作ることをどんどん難しくしていってるし警察機構がしっかりしてしまった現代では探偵役が警察に介入する理由も見つけにくい。
下地になる知識や突拍子も無いアイディアが要求される厳しさがあるのに、努力がなかなか評価に結びつかないという大変な舞台だと思うのです。
私もミステリ好きという劣等感を持った上で言いたい、どうしてこんなに文学界に於けるミステリの地位は低いのか。
読者からの需要も決して小さくないはずなのに。
ごちゃごちゃしたトリックがある殺人なんてリアリティがないからいけませんか。人間の機微が描けていませんか。所詮娯楽小説・中道小説と呼ばれたものなんてどうでもいいんですか。
大好きな作家さんたちが多くそれで凹んでいるからちょっと怒ってるのです。ってもうコレ綾辻さん関係なくてごめんなさ……!
うんまあ純文はそんなに偉いのかって話なんですけどもね。喧嘩売ってすみませんです純文読むのももちろん好きです。


島田潔という探偵役さんは割と好みです。くたびれたオヤジサイコー!(ダメ子!)島田さんは可愛い系オヤジフェロモンを出していると思う。可愛い人だと思う。若い子とかまでキュンってなりそう。魅惑のオヤジ。

『水車館の殺人』 綾辻行人 

辛いです。ファンの方はご遠慮下さい。

前作のときも書きましたが、本格推理小説と銘打つ作品であるのに、アンフェア過ぎる。
核になるトリックがクリスティ+クイーンの二番煎じ。割と早い段階で犯人とトリックが解ってしまう、というか人間は消失しないという当然の前提の上で考えればすぐ解る。
エラリイ・クイーンファンが片腹痛い。(酷いな)
その論理の飛躍を登場人物の台詞で弁明しようとしているようなところもあんまり好かんです。

『解説』は紙一重なお遊びがあってちょっとマニアには楽しかったです。
『水車館の殺人』と『46番目の密室』(有栖川有栖)が同じ1992年3月に講談社の新書で出ていて、お二人がお互いに解説を書きあっているのですね。コレはわざと冒頭を全く同じ内容にしたようです。割と仲良しですかお二人?(笑)

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