『靖国神社と日本人』 小堀桂一郎 

すごく自分勝手で傲慢な本でした。
自国もしくは自分の論理に都合のいいところだけ法を盾に取るなり勝手な物事の定義をするなりして論じており、本質的な「靖国」の昨日や果たした役割を完全に無視してしまっています。ご都合主義的。
まるっとこの本を信じてしまう人が居たら困るなーという感じ。
もっと公平に、冷静に、屁理屈ではなく論理を本にして欲しかったです。

靖国神社と日本人 靖国神社と日本人
小堀 桂一郎 (1998/07)
PHP研究所

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『戦争を知らない人のための靖国問題』 上坂冬子 

これはもうだめな本でした。
非論理的で日本至上でエゴイスティック、かつ感情論すぎます。
愛国と反中韓という趣旨を全うするために屁理屈を並べているに過ぎません。
中国国民・政府の動きを「感情的だ」と批判する一方で、自分の議論も単なる感情論ですし、戦争体験世代=過去本位な立場なのかと思いきや現代に合った形にしていかなければと言い出しているし、筋も通りません。
まがりなりにも新書、学術書の一端として出版するのなら、もう少し落ち着いた論の展開をしてほしかったです。

戦争を知らない人のための靖国問題 戦争を知らない人のための靖国問題
上坂 冬子 (2006/03)
文藝春秋

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『靖国問題』 高橋哲哉 

靖国問題に関する著書の中でも、比較的冷静・公平な視点を持って議論をして下さっている一冊だと思いました。
矛盾やひいきの引き倒しと思える部分は少なく、基本的な部分をニュートラルな視点から押さえることが出来て良かったです。
靖国問題について考える際の入り口としてお勧めしたいです。
一番最初に思想的に偏りすぎた本を選ぶと考え方がかまってしまうような気がするので。

靖国問題 靖国問題
高橋 哲哉 (2005/04)
筑摩書房

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『宗教を知る 人間を知る』 河合隼雄、加賀乙彦、山折哲雄、合庭惇 

+コラムは石川純一さんの書き物です。
四人が宗教について色々なテーマ・関連で喋っている本。
学術的というよりはエッセイです。
「宗教は必要なもの」という前提があり、話す際の視点が一方的です。多角的にそれを批評している感じではありませんでした。
かつ具体的な数字より自らの体験知で語っていらっしゃいます。
宗教など、スピリチュアルな統計の場合数字も全面信頼できるものではありませんが、ある程度普遍的な指標とは言えると思います。
自分の経験から話すことは、ある意味絶対的に「本当のこと」です。
どちらを使った話が好きか、で合う合わないが別れる本だと思います。
一人ひとりが大きな章を受け持っていたり、一つの章を順番に皆で書いていたり、対談形式だったりと、なぜか形式がばらばらです。
雑誌などで書かれたものをまとめたのでしょうか。
少々読みづらかったです。

宗教を知る 人間を知る 宗教を知る 人間を知る
河合 隼雄、山折 哲雄 他 (2002/03)
講談社

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『知って役立つキリスト教大研究』 八木谷涼子 

キリスト教の基本について書いてくれた本。各宗派ごとの教義や信仰の内実、信徒人口の多い土地などの情報が書かれています。
もくじと索引も詳しく、知りたいことが探しやすいので資料としてとても使いやすいです。
「業界用語集」「教派の系譜」「祝日対照表」「教派対照表」「東方正教会&ローマ・カトリック聖職者対照表」「参考文献リスト」などの付録もお役立ち。本文の文章が端的なリストになっています。
個人的に、その教派がテーマになったり、扱われている映像資料(映画など)・小説が紹介されているのも嬉しかったです。
やや専門用語が多いので読みにくいところもありました。
でも「業界用語集」を参照して読めば理解しやすかっただろうと、読み終わってから思いました(笑)素直に冒頭から読んでいたので。
イラストつきなのはイメージがしやすくて良かったのですが(小物や祭壇(?)、服や教会の細かな部分が。)、出来るだけ写真も入れて欲しかったです。イラストだと細かいところにミスがあるんじゃないかとちょっと不安になってしまいます。

知って役立つキリスト教大研究 知って役立つキリスト教大研究
八木谷 涼子 (2001/12)
新潮社

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『はじめてのデモクラシー講義』 岡田憲治 

デモクラシーとは何かということについて、アホーな大学生でもわかるように書いた本らしいです。アホーですいません(笑顔)
だからすごくレベル下げてくれてます…。
活字は大きく。行間開けて。ときどきフォント大。細かく章分け。日本語易しく。
時々あんまり本文と関係のない写真が入るのが気になりました。字だけじゃ学生は飽きちゃって読みきれないかもってこと?(笑)
随所で盛大にナメられてんなぁと腹も立ちましたが(笑)とりあえず、解りやすいといえば解りやすい入門書かもしれません。
定義の出来ない「デモクラシー」というものの、成り立ちや議論について簡単に撫でる感じです。
頷けるというより「え、そうかな」と疑問に思うような記述の方が多かったです。
最終章はデモクラシーを定義するようだったのでどう纏めるのかなーと思ったのですが「デモス」の定義の置き換えをしているだけです。
それなら最初からデモクラシーは割り切れない多様な意味を持つ概念だと言い切って、デモスの話はデモスの話としてすればよかったんじゃないかと思いました。

はじめてのデモクラシー講義 はじめてのデモクラシー講義
岡田 憲治 (2003/09)
柏書房

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『宗教をどう教えるか』 菅原伸郎 

宗教教育をどのように行っていくべきか、というこをテーマにすえた本。
日本国内の状況と展望、ヨーロッパの国々(フランス・ドイツ・ロシアなど)の状況を詳しく書いて下さっています。
「道徳」を宗教なしで教えることはできるのか? 宗教者・宗教率の学校は「宗教教育」をどうとらえているのか、教えているのか。
現代においてきちんと考えていかなければいけないテーマが多く含まれています。
新聞連載をまとめたものなので、読みやすいページ数と言葉でまとまっていました。
どのテーマに関しても筆者が実際に足を運び、現場を見て、インタビューを行ったことを下敷きに書いてあるのが良いです。
フィールドワークをかなりしっかり行う方なのだなあと感心してしまいました。
それら生のデータに数字のデータの援用もあり、説得力がありました。
宗教と、それを教えるということの複雑さを改めて感じさせられます。

宗教をどう教えるか 宗教をどう教えるか
菅原 伸郎 (1999/07)
朝日新聞社

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